ハイフェッツ『最難関のリーダーシップ』に次のようなテクニックがあった。
「体に情報提供する」4620 というテクニックだ。
これを読んで、自分が以前から心がけている「バロウズ方式」に似ていると感じた。
引用してみる。
まず、直面している難しい決断に関するできる限りの情報や見解を、自分自身やほかの情報源から集める。次に、数日間まったく別のことに没頭して、その決断のことは忘れる。そうやって情報が頭から体に浸透する時間を作る。頭は単なる情報の受信機や翻訳機だと考え、体に入れてから行動してみる。
バロウズ方式では、頭は自動機械だと考える。
情報をとにかく頭に流し込む。
あとは頭が、脳が勝手に考えるのに任せる。
無理に頭を働かせようとしたり、問題を解決しようと悩んだりしない。
答えが自動で出てくるのを待つのだ。
たぶんほとんど同じことをやっている。
ふと、よくドラマなどで刑事が手帳をもってメモしているが、単語や固有名詞、数字だけを書いていることが多い。
こういうメモの仕方は、「体に情報提供する」テクニック、バロウズ方式なのかもしれない。
時々、手帳を読み返して、キーワードを頭に入れる。
後は自動思考に任せるのだ。
そうするとしかるべきタイミングで思いつく。
文章にすると、どうしても思考が固まってしまいそうだ。
文章にするのは、事実などが固まってから、最終段階でいいかもしれない。
キーワード程度の方が、そこから思考が広がっていく気がする。
自分の場合、測量野帳へのメモは、キーワードでいいかもね。
- 作者: ロナルド・A・ハイフェッツ,マーティ・リンスキー,アレクサンダー・グラショウ,水上雅人
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る