ブコウスキーでは『死をポケットに入れて』ばかり読んでいる。文庫本じゃないと駄目だ。あとストーリーも要らない。「日記」として断片的に読めるのがいい。
糸井重里さんが40歳の頃に釣りを始めたという話。ブコウスキーの場合は競馬なのか?しかし、いつも憂鬱そうに語っている。昼間の時間をどうやって潰すか、というだけの競馬のように書いている。夜は、お酒と書くための時間らしい。そういう71歳。
友だちはいないようだ。タモリさんも友だちなんか要らないと言っていた。
自分の場合、不眠の時間をどうやって潰すか、がテーマになっている。こうやってブログを書くのが今のところ一つの方法ではある。ブログという成果が確実に出るのがいい。
ブコウスキーは、夜の時間は書くか飲むための時間と書いていた。自分もそんな感じ。
セックスの場合、女性の身体という具体的な対象がある。一方、言葉というのは抽象的過ぎる。情熱を向ける対象として難しいところがある。
手書きでノートに書き付ければ言葉も具体的な重みを持ってくる。文章をブログとして公開するのも具体的だ。
やっぱり今できるのは、デジタルであれアナログであれ、とにかくたくさん言葉を書くことのような気がする。
言葉を収集する。ただでできる趣味。言葉はたくさん集めても場所をとらない。重たくない。せいぜい書きつけたノートの紙の重さだ。
いつでもどこでも収集して熱中できる。
まて、釣りや競馬といった昼間にできることを見つけないといけない。今の自分には仕事しか無い。仕事だけじゃ駄目だろうか。退職後のことを今から考える必要があるだろうか。
- 作者: チャールズ・ブコウスキー,中川五郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
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