松浦弥太郎『軽くなる生き方』を再読したよ〜40歳になって

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photo by Nemo's great uncle

本やCDを売りに行ったブックオフで見つけた松浦弥太郎さんの『軽くなる生き方』、108円。パラパラとめくると読んだ覚えがある本。しかし、今、読みたいと思ったので買った。
Gmailで「松浦弥太郎」を検索してみると、2009年にブログに書いたことがわかった↓もう6年も経っている。自分も40歳になった。『軽くなる生き方』は松浦さんが42歳で書いた本のようだ。ちょうどいい年齢。akizukid.hatenablog.com

40歳は不惑といいつつ、迷いが多い。少し本をめくると「幸せなのに、不安定」という言葉があって、その気分がよくわかった。40歳はそういう年齢なのだろう。サブカル系の人が40歳になると鬱になる、という本もあった。もちろん野球選手を初めとするスポーツ選手だって40歳前後は難しい年齢だろう。

そんなわけで今回は、少しずつじっくりと自分で考えながら読むことにした。慌てる必要は無い。

『軽くなる生き方』というタイトルがいい。このブログのタイトルは「シリアルポップな日々」で、正しく日々を軽やかに生きることを軸としたもの。ポップに生きる。シリアルのように栄養となる。そんなブログを長く書いてきた。
結婚して子どもが三人いて、それでもシリアルポップに生きる、という覚悟。しかし、日々、難しさも感じる。ちょうど10歳年上の松浦さんは、そんな僕の羅針盤のような存在。折に触れて本を読んでいる。

手帳とノートの機能をトラベラーズノートに集約しようと考えている。そのトラベラーズノートのパンフレットがある。2008年のその紙には「旅するように毎日を過ごしてください」と書いてある。そんなトラベラーズノート松浦弥太郎さんの存在もしっくりとくる。
『軽くなる生き方』を読みながら、言葉をトラベラーズノートに書き写す。そして、自分なりに考える。考えることで松浦さんの言葉を自分のものにする。自分のOSとしてインストールする。読書は、本そのものではなく、こういう実践そのものが重要なのだろう。
手書きでノートに書くのは、思考そのもの。

モノを減らす、ということ。そのためにブックオフに行った。CDはMacBook AiriTunesにインポートした。僕はデジタルデータとして音楽を聴くことができればモノとしてのCDは要らない。少しずつ減らしている。
本はKindleで買うことができれば売る。『7つの習慣』はKindleで買ったから本は売った。
そうやって得たお金で『軽くなる生き方』を買った。増えたけど減った。たぶんこの本は反復して読まれる。

松浦さんも軽いうつ病になった、と書いてあった。40歳の難しさ。メンタル面での危機が訪れやすい年齢なのだろう。厄年もこの辺りで設定されている。
40歳までは「貯金」で40歳からは「運用」という話から、「軽くなる生き方」をするためにはどんどんアウトプットして自分から放出していくことが大事なのだろう。それがまた投資となり、自分に返ってくる。
そのために自分自身を棚卸しすることも必要。不要なものは捨てる。そして、自分の強みに集中する。エッセンシャル思考もそんな感じだった。それが40代以降のシリアルポップな日々に繋がると思う。
あがいても、迷っても、悩んでもいい。そこから這い上がっていけば、必ずその経験は宝となる。ジョブズ風に言えば、点が線になる。そう信じて、今ここでたくさんの「点」を打ち続けるしかない。

あ、Kindle版もあるんだ。そうすれば、もっと軽くなるな。

軽くなる生き方

軽くなる生き方

軽くなる生き方

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