伊藤聡『生きる技術は名作に学べ』を読んだよ

ブログ「空中キャンプ」のid:zoot32さんの初めての本です。

730円+消費税で買いました。いつもブログを楽しく読んでいるので、伊藤さんには印税を入れたいと思ったからです。文章のおもしろさは私は伊藤さんにかないません。たとえば仕事術の本を書く著者に印税をあげたくないので最近はほとんど買いません。作家の人が、本は買って読むべきだ、というとそれって自分の印税のためじゃないの?とつい勘ぐってしまいます。


ヘミングウェイ老人と海

「この終わりのない腕ずもう」


モーム『月と六ペンス』

誰にも見てもらえなくても絵を描き続ける。

→石井一男さんを思う。

40歳で豹変するストリックランド

→私は35歳、私には妻子を捨ててパリに行くような表現への切実さはない。

スタンダール『赤と黒』

恋愛にとってたいせつなのは、メッセージを発する行為そのもの。実質は不要。 不文律にあえて従わない選択肢。やりすごす。うやむやにする。

「誰かをあんまり崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られなんだよ」スナフキン という言葉を思い出した。


ジョージ・オーウェル『一九八四年』

ディザスター映画 『渚にて

→私にとって渚にてはロック?バンドなのだが、このバンド名はひょっとして映画からきているのか?


トーマス・マン魔の山

われわれは根気がなくなってしまっている。

→私だけじゃないんだと安心した。

「どうしたところで、『魔の山』はあとまわしになる。」

→ちょうど昨日見たばかりの映画『クワイエットルームへようこそ』を思い出した。

反社会的な読書。

→しかし2010年は国民読書年らしい。いつから読書は社会的に認められた行為になったんだ。


生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)

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