COVID-19アクション

2020年、発生は2019年だし、COVID-19なんだけど、実質、パニックになっているのは今年なので、新型コロナウイルスが流行ったことで、自分の様々なアクションを変えつつある。
まず、手で顔を触らないように心がけている。
これがなかなか難しい。
自分の癖に対抗しないといけない。
癖は、最近山鳥重さんの本を読んでいるが、意志とは違うレベルでのアクションが関わっているからだ。
なかなか癖はコントロールしづらい。
手洗いの回数は増えた。
手洗いの時間も増えた。
アルコールがあれば手指のアルコール消毒もやる。
そうすると、指先から脂分が失われて、スマホのフリックがしやすくなる気がする。
そして、食事の前に手を洗ってから重要なのは、食事の間は、食べ物や箸や皿など食事に関わるモノ以外のモノに触れないことである。
代表はスマホ
このスマホというやつは、どうも不潔らしい。
らしいと書いたのは、今すぐパッとエビデンスが出せないからだ。
EBPM、エビデンスベースドポリティカルメイキング?かなり適当だが、そういう時代である。
Twitterごときのツイートにも、エビデンスはなんだ!とご指摘をたまわるくらいだから、エビデンスは重要なのだ。
こちら、今朝とれたばかりの海老でんす。
というわけで、スマホの不潔さについてエビデンスはないが、おそらく食事中はスマホに触れてはいけない。
ところが、これもなかなか難しい。
なぜなら自分はTwitter中毒らしいからだ。
ここでもらしいと書いたのは、実際に医者に診てもらっていないので、まだTwitter中毒という診断がついていないからだ。
同じように、不眠症らしいとか、鬱らしいとか、医者に診せなければオーケーといった症状が色々とある。
なぜTwitter中毒かというと、これまたCOVID-19の情報収集のためでもある。
医療関係者ではないから、そんなにしゃっちが情報を集める必要はないのだが、自分の場合、不安に対抗するために情報を集める。
それは2009年の新型インフルエンザの時と同様のアクションだ。
一般に、不安な人はあまり情報を見ない方がいいとか言われるが、自分の場合は、不安だからこそ情報を徹底的に集める。
今はTwitterで専門家や信頼できる人が色々情報提供してくれている。
中には医者なのに、これはどうか、というアカウントもあるが、そういうのは色んな情報を見ているうちにわかってくる。
リストを作ってそこにCOVID-19関係をまとめている。
そして、自分でもCOVID-19に関して脊髄反射ツイートをよくやってしまう。
専門家でもない人は黙っておいた方がいいという意見には従わない。
たかがTwitterインフルエンサーでもない自分は、自由にやらせてもらっている。
それでも、後から読み返して、これはいかんなと思えばどんどん削除している。
岩田健太郎先生ではないので、後からなぜ削除したんだ説明しろ!とか言われることもない。
平和なタイムラインだ。
アホなアカウントはミュートしている。
あれ?Twitterの話ではなかった。
COVID-19に対するアクションの話だった。
自分にできることとして、寄付をやっている。
READYFORというクラウドファンディングサイトを通じて「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」へ小遣いから寄付をした。
これなら不要不急の外出を控えてもできる。
アローズという名前はガンダムっぽくてかっこいい。
それはA-LAWS独立治安維持部隊。
いかにもやばい。
ARROWSがどんな組織か実はちゃんと調べていない。
本当は、そのバックボーンとか調べて寄付した方がいいのかもしれないが。
今回は緊急的に自分が一番アクションしやすいREADYFORを利用した。

まとめとして、医療関係者ではない自分にできることは、手洗いして顔を触らないことやいつもより長めの睡眠、寄付ぐらいだと思っている。
その他は普段どおりに過ごしている。

高野秀行六段

将棋のプロ棋士である高野秀行六段のインタビュー記事が良かった。
順位戦C級1組で藤井聡太七段と対戦する前後にそれぞれインタビューされて記事になっている。
インタビューしたのは岡部敬史さんというライターだ。
対局は藤井七段の勝利で、この勝ちでB級2組への昇級を決めた。
対局後のインタビューで高野六段はさわやかで気持ちよかった。
対局中、高野六段は紫のベストを着ていたが、そのエピソードもインタビューにあった。
そのことで高野六段の対局姿は紫ベストと共に長く私の記憶に残るだろうと思った。
田中泰延さんが、細部がすべて、だと言っていた意味がわかった。

高野六段は47歳、タイトル戦に出場するような一流棋士ではない。
しかし、この2本の記事を読めば、棋士それぞれにドラマがあるとわかる。
それは棋士でなくても、無名のサラリーマンでも同じだ。
誰もが、それぞれの情熱大陸を生きているという元気がでる。
45歳のおじさんは、読んでちょっと泣きそうになった。

この自分の感想文、まあ、大したこと書いていないけど、記録としてブログに残しておこう。
今、パソコンが使えないので記事のリンクを貼るのがめんどくさい。
「文春オンライン」「高野秀行」「棋士」などでGoogleをニュースで検索すると見つかるのではないか。
ちなみに同姓同名でノンフィクション作家がいるので注意。

「家賃が高い」C級1組になんとか残るために、4勝することが目標の高野六段。
3勝してからが長い、という。
藤井七段とは住んでいる世界が違う。
同じプロ棋士なのに。
その二人が同じルールで戦う。
そこがおもしろい。
サッカーで言えば、天皇杯のようなカップ戦のおもしろさがある。
ジャイアント・キリングを期待する。
高野六段は、ラッキーで残ったC級1組で藤井七段と当たれるだけじゃなく、その前に森下卓九段と当たるのでモチベーションが上がったという。
豊川孝弘七段が対局後、飲みにさそってくれたエピソードなど、まるで『3月のライオン』のような話だと思った。

結論はない、だらだら書いているだけ。
タイミングを逃しそうなので、この辺で投稿しておこう。

COVID-19について〜不安と情報

新型コロナウイルスによる肺炎 COVID-19 について、不安だ。
不安だからツイートが増える。
そして、フォロワーが減る。
仕方ない。
2009年の新型インフルエンザの時を思い出す。

専門家ではない自分にできることは少ない。
土日休日は、できる限り外出せず、自宅で読書するか、本を読むか、Twitterするか、マインクラフトするか。
さっきまで寝不足をおぎなうため、がっつり昼寝していた。
それもよし。
本は、町田康『しらふで生きる』なぞ読む。
COVID-19の不安で、しらふじゃいられねー。
きんぐぬー。
と日暮れ前から「種子島ハイボール」を開ける。
これは焼酎ハイボールで、芋の香りが強烈美味。

大学入試は色々と対応が必要そうだ。
卒業式はどうするの?
入学式は?
Yahoo!の社員は、100人以上の集まりへの参加が禁止されたらしいが、子どもの卒業式には参加できないのか?
その後、確認したらプライベートまでは禁止しないとのこと。
ヤフー社員でも、子どもの卒業式には参加できそうだ。
よかったね。

そもそも『しらふで生きる』はある日突然、町田康がアルコールを止めてしまった話だが、読むと飲みたくなるのだ。
困った。
困らずに、もう飲んでいるのだった。
飲みながら、writingプレイリストをiPod nanoで聴きながら、これを書いている。

COVID-19については、信頼できるリストを作ったので、それ以外のタイムラインに流れてくるツイートには反応しなくていい。
疲れた。
情報疲れだ。
ちなみにここを書いている今日は月曜日だが、朝から色んなコトに反応しすぎて心が疲労してしまった。
それで月曜日から、ホワイトベルグという発泡酒を飲んでいる。
これは書いてあるとおりフルーティーで飲みやすい。
軽い感じは週の初めにぴったりだ。

ところで新型コロナウイルスに対して、不要不急の外出は控えるように、とのことだが、抽象的過ぎてわかりにくいよね。
後は自分で判断してね、ということか。
まあ、個人的にはこれを口実に引きこもりたいところ。
だが、仕事はある。
少し咳が出始めたので、職場でマスクを付けた。
電車通勤なので周囲への配慮もある。
咳はいつも咳喘息として出る。
ピークフローを継続して記録しているが、確かに少し数値が下がっている気もする。
この咳喘息管理で毎日フルティフォームを吸入しているというのは、基礎疾患あり、呼吸器疾患ということでいいのだろうか。
37.5℃以上の発熱が2日続いたら、なんとかセンター、要するに保健所らしいのだが、へ電話すればいいのか。
それでも自分はたぶん4日間は様子を見るだろう。
2009年の新型インフルエンザと異なり、子どもについてそれほど心配しなくていいのはありがたい。
このブログに書いているが、2009年は大変だった。
世間のパニックにちょっとだけ巻き込まれた。
リスクが高いと思われた長男が小児科受診できない、という事態だったが幸い、自力で治癒したので良かった。
結局、インフルエンザの検査はできずに、長男が新型だったのかどうかは闇の中。

自分なりに気になる点は、OneNoteにメモしている。
国内の患者の状況をメモしているが、だんだんと一人一人追えなくなって来ている。
しかも、元々の感染経路が不明な患者がほとんどだ。
私は1/23に特急で中国からのカップルとコミュニケーションをとっているが、さすがに日が経過しているので、そこは大丈夫だろう。
今や、中国からの旅行客より、どこにいるかわからない日本人感染者から感染するリスクの方が高いだろう。
それは見えないから、まあできること、手洗いをしたり、顔を触らないようにしたり、といった通常の感染症対策を徹底して、あとは睡眠を重視し、できるところへ、たとえば自分の場合、Arrowsという団体へ寄付したりすることぐらいだ。

「決して反応しない」という練習もしている。
色々、反応しすぎて苛々しているのでよろしくない。
個人的には岩田健太郎さんの言葉が最も気持ちをフラットにしてくれる。

しらふで生きる 大酒飲みの決断

しらふで生きる 大酒飲みの決断

明治の表象空間を読み始めて

図書館で松浦寿輝『明治の表象空間』を借りてきた。
幸田露伴について書かれているので読みたくなったのだ。
それにしても分厚い。
幸田露伴は555頁からだ、その554頁までは何が書いてあるのだろう。
確か松浦さんは東京大学の教授だったかと思うが、よくこんなに長い本を書けるな。
たぶんTwitterしていないと思われる。
Twitterしていると長い文章は書けなくなる。
あ、田中泰延さんがいた。
しかし、田中さんの文章の長さは、松浦寿輝の本の分厚さとはちょっと違う気がした。
何が違うのだろうか。
調べるのが9割、というのは両者一致する意見ではないだろうか。
時に、こう新型コロナウイルスが流行する兆しがあれば、不要不急の外出は控えて家にひきこもったらいい。
そうすれば長い文章が書けるよね。

さて最初に言及されるのは、露伴風流仏」である。
松浦は「恋愛の主題をめぐる奇妙に抽象的な作文」と書いている。
ここで最近買った登尾豊『幸田露伴論考』を開いてみる。
これは露伴研究者による論考を集めた本である。
こちらも十分厚いが『明治の表象空間』ほどではない。
登尾もずばり「「風流仏」論」を書いて、本書におさめられている。
両者を読み比べてみるとおもしろいのではないか。
両著者のポジションが違うだろうから、それによって同じ作品がどのように読まれるのか、おもしろそうだ。
ちなみに私はまだ「風流仏」を読んでいないのだった。
まず、作品それ自体を読むべきだね。
その前に「「風流仏」論」を少し読み始めて、露伴文学の真の理解、再評価には「西洋に追随した〈近代〉の傍らに〈もう一つの近代〉(猪野謙二)を見る眼が必要である」という文章で引っかかった。
私が思い出したのは『甲鉄城のカバネリ』というアニメだ。
この世界は、確か関ヶ原の戦い石田三成の西軍が勝った日本という設定ではなかったか。
それは〈もう一つの近代〉という可能性を想像してみることと接続したのだ。
今のところ、松浦と登尾の論は接続していない。

風流仏」をKindleストアで検索すると、あった。
青空文庫でゼロ円。
ゼロがいい、ゼロになろう。
ところで青空文庫にはお世話になっているので、寄付しようかと思っている。
手軽な寄付の仕組みがあるかな。
それは調べないといけない。

早速、「風流仏」を読み始めたが、まあ難しい。
一文が長い。
漢文調である。
この文体で今話題の『鬼滅の刃』をノベライズしたらぴったりではないか。
実際、『鬼滅の刃』を読んではいない。
たった今、8巻を読んだ。
いきなりメインを読んだ感じだ。
このように脱線するので『明治の表象空間』は遅々として進まない。
さて、戻ろう。

あ、しまった勘違いだ。
風流仏」ではなく「風流悟」だった。
これは「ふうりゅうご」でいいのか?
恋愛の主題をめぐる作文は「風流悟」だった。
見間違えたので、上に書いたことはすべて破棄される。
なーんだ。
早速、Kindleストアで検索したが「風流悟」は青空文庫に無さそうだった。
さて、どうするかな。
検索したら、「風流悟」は「ふうりゅうざとり」だった。
図書館で探してみるか。
「恋愛の主題をめぐる奇妙に抽象的な作文」というのに、興味を持ったからだ。
ちなみに松浦は、北村透谷「我牢獄」に言及しているため、「風流悟」の後はその透谷の作品も読んでみたい。
しかし、実はそれほど切実に読みたいと思っているわけではないので、本当に読むかどうかは「風流悟」が身近にある図書館で簡単に手に入るかどうか、また「風流悟」自体に私が惹かれるかどうかにかかっている。さらに言えば、松浦にしろ登尾にしろ、他の評論への言及もあるので、それらをすべて押さえ始めると、めちゃくちゃ時間と手間がかかる。
研究とはそういったものであり、それでインプットに見合った成果=アウトカム(財務省が言うには単なるアウトプットではなく)が出るかどうかわからないまま手探りで進めるものだと感じた。
フルタイムのサラリーマンをしながら、在野でやるのはなかなかに厳しい。
どうしても中途半端な試みにならざるを得ないが、こうやって1,500字を超える文章にはなるものだ。

明治の表象空間

明治の表象空間

  • 作者:松浦 寿輝
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/05/30
  • メディア: 単行本

Think clearly〜みんな引きこもって読書しようぜ

『Think clearly』という本を読んだ。
流行っているっぽい。
装丁も流行りっぽい。
本書には、52個の思考の道具がおさめられている。
SFの9割はクズで、その他のジャンルも9割はクズだとしたら、52個のうち、自分に合って真に使えるのは5個ぐらいだろうか。
例によってポメラDM200で読書メモを作りながら読んだ。
例によって本は、ダイソー200円税別の読書台に立てると開いたまま、ポメラでメモしやすい。
この読書台は、真に使える。
個別には、どれもどこかで見たことあるような人生のコツで、飛び抜けたものは無かったように思う。
結果としては復習して、自分にすでにインストールされている思考を強化する本だった。
印象的だったのは、ウォーレン・バフェットの右腕であるチャーリー・マンガーへの言及が多かったところだ。
自分はすでにマンガー本を2冊ほど読んでいるので、本書に目新しさを感じなかったのかもしれない。
ダニエル・カーネマンへの言及も多く、この辺も既視感あり。
しかし、一般の読者でマンガーを知っている人は少ないだろうから、本書は新鮮かもしれない。
本書を読んでマンガーという名前に興味があったら、『マンガーの当施術』や『完全なる投資家の頭の中』などを読むといいと思う。
おすすめである。
私は両書ともKindle版を持っていて、たくさんの箇所にハイライトをつけ、折に触れて読み返して思考を強化している。
スマホKindleアプリで通勤電車内などでも読むことができる。
think clearlyの読書メモは、ポメラDM200からアップロード機能でOneNoteに送っておこう。
そうすればいつでもスマホで復習インストールできる。

新型コロナウイルスによる肺炎が日本で流行りそうな段階に。
こういう時は外出せずに引きこもってみんな読書しようぜ。
そうすれば、日本全体が底上げされる。
中国は仕事などの色んなことが今回をきっかけにドラスティックにオンライン化しそうで。
日本もやればいい。
とりあえず自分にできることは昼寝と読書かな。
あと体内からのアルコール消毒。

定年男子45歳

『定年男子 定年女子』という本を読んだ。
「45歳からの」とあって、ちょうど自分は45歳、また共著者の一人、大江英樹さんは自分が信用している経済コラムニストの一人だ。
ちなみに「経済コラムニスト」というのは、大江さんがTwitterのプロフィールに書いている自称である。
だから、間違いない。
というか、Twitterされていたんだ。
早速フォローしてみた。
私はいつもフォローすると同時にリストに入れて、その人を数日集中的に追ってみる。

さて、本書は自分の定年、60歳を見越して実用書として読み始めたので、ポメラDM200で引用メモしながら読んだ。
そうすることで自分に知識をインストールするためだ。
本は、ダイソーで200円税別で買った読書台にセットすると、両手が空くのでポメラDM200のキーボードも叩きやすい。
そうやって一つファイルができる。
読了後には、そのテキストファイル読書メモを読み返す。
そうすることでインストールを強化する。
それが自分の勉強法になっている。
さて、肝心の本の内容だが、年金についてはおおむね自分が知っている知識の復習という感じで、介護については知らないことが多かった。
介護だね。
親の介護は突然始まる。
準備は必要だ。
少なくとも知識の準備は今からでもできる。
帰省した時などに親と率直な会話ができるといいのだけれど、我が家はこれが難しい。
これは子どもの時からそういう家庭だったので今更率直な会話をする関係性を作るのは難しい。
それはそれとして、色々工夫することはできる。
たとえばこの『定年男子 定年女子』といった本を読んでいることを話題にすることで、きっかけになるかもしれない。
直球勝負だけじゃないのだ。
それは自分が仕事で意識しているジャブに近い。
他人は誰かから何か言われても動かない。
自分で動かないといけないのだ。
であれば、他人ができるのはジャブを放つぐらい。
ジャブによって、もしかしたら動くかもしれない。
動いたらラッキーぐらい考えている。

時に、自分はExcelで「経済生活設計表」というものを最近作った。
これはあるところからダウンロードしたものだが、将来にわたっての収入支出を計画できるものだ。
家族の年齢、子どもの進学予定などを入れて、収入と支出を概算額で入れていく。
それによっておおまかな見通しが立てられる。
現時点で定年前の3年間で貯蓄累計額が合計600万円のマイナスになることがわかった。
これは大変だ。
他人や親であっても、金を貸したりすることなどやっている場合ではない。
お金を何人たりと貸さないのは自分にとっての誓約=絶対的なコミットメントだ。
この誓約=絶対的なコミットメントというのは、最近読んだ『Think clearly』に書いてあった「道具」の一つだ。
こうやって、読んだ本を接続していく。
とにかく経済生活設計表でマイナス600万円を「見える化」したら、後は具体的なアクションをとるだけだ。

話を定年男子に戻すと、介護については「地域包括支援センター」という言葉を新しく脳内にクリップした。
そうすることで、今後色んな場面でその言葉が出てくれば目に止まるし、その都度、知識を深めていくことになる。
読書は、そうやって言葉のネットワークを独自に作っていく試みでもある。
それは楽しいことなのだ。

また、ポメラDM200で作った読書メモは、ポメラDM200のアップロード機能でOneNoteへアップロードしておけば、スマホでも参照できるデータベースになる。

努力が大事です。自然に友達なんかできませんよ。だって、放っておいたらどんどん魅力がなくなっていくんですから。そうでしょう? 肌も汚くなっていくし、みずぼらしくなっていくし。年をとったら、誰もそんなジジイと付き合いたいなんて思わないですよ。だから、やっぱり努力しないとダメなんです。p182

という大江さんの言葉は小気味よかった。
働くにしろ何にしろ、生涯現役という心構えがないとたぶん定年後、家族に捨てられる。
そういうことだと思う。

共著者の井戸美枝さんがあとがきで書かれていた、「「日本に生まれて、ラッキーな人生だ」と、インドを旅したとき何人もの現地の人に言われました。」という言葉が最後に印象に残った。
Twitterで日本語ばかり読んでいると、日本に生きていることが不幸に思えるが、それっておそらく錯覚だ。
日本に生きて、今のところラッキーなのだ。

正確な知識でもって定年に備えること。
アクションプランは、そのまま使えるわけではないが、必要だとナポレオンも言っていた。
直接、聞いたわけじゃないけどね。
アイゼンハワーも似たようなことを言っていなかったか。
そのために経済生活設計表は必須だし本書は読みやすくて役に立った。
定年の教科書としておすすめだと思う。

定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!

定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!

休日アパシー

出張後の土日、休日が無気力だ。
いわゆるアパシーと言えそうだ。
何もやる気が出ない。
土曜日の夜にレイトショーで映画『パラサイト』を見てきた。
これは妻のおすすめだったので、愛のために見てきた。
結果、おもしろかったので、よかった。
その他、自発的なアクションは皆無だった。
やりたいことも何もない。
情熱、熱狂が無い。
熱量が低い。
そんな休日があってもいい。
無理にテンションを上げる必要もない。

そして、月曜日もアパシー継続だ。
元々、ブルーマンデーはつらい。
さらに向かい風も強い。
それでもなんとか職場へ向かう。

休日は何もしなくていいのではないか。
真に必要なタスクのみ、ニーモシネのメモパッドに書いておく。
休日はそれを片手に動く。
何か思いついたことも、ニーモシネに書いておくといい。
それは後で回収して、OneNoteなどしかるべきところへ転記する。
休日はそれをスタイルにしよう。
基本、何もしないことをするのだ。

何もしない中に読書は含まれる。
やる気が無ければ本を読むのが一番だ。
やる気がない時にTwitterはしないほうがいい。

そんな折、パラサイトがアカデミー賞作品賞と監督賞をとった。
快挙だ。
すばらしい。
それでもアパシーは継続。
自分でなんとかしないとね。
自分が見た時は、映画館に余裕があった。
今後は混雑するだろう。
見ておいて良かった。