ガンダムにおけるカイの成長と甲子園の神試合

8月は毎日、ファースト・ガンダムを見ていました。
テキサスあたりまで来るとアムロ以外のセイラ、カイなどの実力も相当上がっているわかります。無名パイロットのリック・ドムくらいであれば、セイラもカイも勝っています。
飛び抜けたエースで4番に引っ張られて、甲子園の戦いの中でどんどん上手くなっていく他のナインといったところでしょうか。
怪我をしたハヤトが焦る気持ちもわかります。

それにしても中京大中京日本文理高校野球決勝はすごい試合でしたね。神試合とでも言うんでしょうか。
甲子園では、時々、しかしかなりの頻度で神試合が発生します。

マイ・ゴッド・ゲーム

第78回全国高等学校野球選手権大会決勝 - Wikipedia
なんというか、これは私が熊本県出身というだけではない因縁の決勝戦なんです。

道後温泉で聞いた決勝戦

当時、僕は大学のサイクリング部に所属していました。
サイクリング部といっても競技自転車ではなく、ロードやマウンテンバイク、当時出回り始めていたクロスバイクなどであちこち旅行することを目的としたゆるいサークルです。夏休みのツアーが最も大きな活動でした。
その年1996年、僕の班は熊本から豊肥本線で別府へ出て別府駅で自転車を組み立ててフェリーで四国へ渡るというツアーの最中でした。ちなみに自転車をばらして鉄道などで運ぶことを「輪行」といいます。
輪行 - Wikipedia
別府からフェリーで到着したのは四国の八幡浜という港でそこから自転車*1松山市へ向かったのでした。
トンネルを抜け、山を越え、ようやく松山市内に入ったところのバイパス沿いのガソリンスタンドから聞こえてきたのが、決勝戦の実況中継ラジオでした。
松山市内のユースホステルに到着し、道後温泉に降りて行きました。温泉の中でもラジオが流れていて、決勝戦は続いていました。僕は湯船の中で熊工の起死回生の同点ホームランを聞いたのでした。
そして「奇跡のバックホーム」、僕は完全アウェーでこっそり熊本工業を応援していたのです。
熊本出身の僕がたまたま松山市に入ったその日に松山商業と熊本工業で甲子園の決勝戦、しかも神試合が行われたというありふれた奇跡のような偶然でまた記憶にしっかりと残ることになりました。

*1:もちろん僕はぎゃるそん号で