大学をティール組織にしてはどうか、と思ったんだけれど大阪大学の巨額不正会計問題が発生して残念

ティール組織は、組織のイノベーションである。
ティール組織は、信頼に基づいている。
大学改革って言うくらいなら、これくらいやらないとって思う。

まず予算を配分する財務省が、大学を信頼していない。
この点が問題だと、マックス・プランク研究所所長の小松英一郎さんは指摘する。
webronza.asahi.com

財務省との粘り強い「社交」が必要だ。
机をバンと叩いて声を上げたりといった半沢直樹ごっこをやっても駄目だ。
財務省の内在的論理を理解したうえで、味方を相手の内部に作らないといけない。
財務省内部に信頼できる味方が必要だ。
大学に理解のある政治家も必要だ。
そういう政治的活動を大学は積極的にはやって来なかったのではないか。

とまあ、信頼をベースとした組織はどうかって書いたんだけど、大阪大学の教授が巨額の不正会計をしたというニュース。
青江秀史、富士通出身の実務家教員。
本人は、事実誤認と主張。
記事によれば「悪意や不正な利益は全くない。調査を受けて初めて違反と知った」と言い訳しているらしい。
それは大学の会計ルールを勉強不足ですね。
まさか、教えてもらっていない、なんてガキみたいなことは言わないでしょうね。
採用時の研修などあったでしょうに。
あなたのせいで、また財務省の心象が悪くなる。
他の大学関係者が多大な迷惑を被る。
こういう事例が時々出てくるので、財務省は大学を信頼できない。
仕方ないよね。

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現