隠居するにはまだ早い

玉村豊男さん『隠居志願』を読んだよ
玉村さんの本を読むのは初めてだ。
タイトルに惹かれて読んだが、読了して思ったのは「まだ早い」だった。
まだ隠居できない。
見通しも立たない。
まずはとにかく子ども三人を自立させることだ。
隠居はその後の夫婦二人の話。
もちろん、今から色々準備することはできる。
妻とコミュニケーションをとって、二人の生活をイメージして、擦り合わせをしておくことも重要だろう。

人がなにを大切に思って生きているのか、他人には推し量ることができない。」(1108)

内在的論理、それを推し量ることはできないんだけれど、それでもそこを把握しようとする姿勢は大事ではないか。
妻が何を大切におもっているのか。
まだ時間はある。
日々の妻とのコミュニケーションが重要だ。

隠居志願 (新潮文庫)

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