10年運動会が終わった

ついに運動会が終わった。
足かけ10年かかった。
長男が幼稚園の運動会にデビューしてから10年。
その間、計3人の子どもが同じ幼稚園に通い、計11回のうち、途切れたのは1回のみ。
つまり、10回、幼稚園の運動会に参加したのだ。
たぶん。
それがやっと終わった。
ただただうれしい。
すばらしい開放感だ。

まずテントが重かった。
前日準備では重たいテントの脚を運ぶ。
誰だよ、ただでさえ重たい脚を6本もまとめた奴は。
それらを組み立てて、さらに重たい屋根を張る。
それを立てる。
寄せ集めの父親たちだから、連携もそれほど良くない。
その過程で指を挟んだこともあるし、金属の脚が顔に当たったこともある。
一番うんざりしたのは重たいことだ。
前日準備で疲労困憊してしまう。
そして、当日はまた忙しい。
リレーのバトンを回収してスタートに戻す係になった時は目が回って熱中症で倒れるかと思った。
閉会式の後には、もちろんあの重たいテントを畳んで片付ける作業が待っている。
もううんざりだ。
楽しめない。
その運動会が終わったのだ。

片付けの時に長男を知っているあす先生と「今年で最後ですね」という会話をした。
それで十分だ。