中学生の長男の生活が安定しない

この春中学に入学した長男の生活が安定しない。
モノをなくす。
寝坊して、目覚まし時計が鳴らないと泣く。
それに自分が振り回される。
苛々して朝から怒る。長男は泣く。
仕事のエネルギーが無くなる。それでもなんとか自分の体を職場まで運ぶ。夕方になる頃には、激しい自己嫌悪に陥る。
帰宅して、長男の顔を見ると、もうどうでもいい気分になっている。
そして、翌朝、リピートされることになる。

粘り強いコーチングしかあるまい。簡単に怒らずに、どうやったら失敗を活かして改善できるか、一緒に考えるスタンスをとる。
長男に対する、醒めた距離感をもって観察した方がいいのかも。無関心ではない。学者の昆虫に対する、画家のモデルに対する関心のような。それって、夏目漱石草枕』の「非人情」という概念ではないか。つながった!ユリイカ
馬鹿みたいにポジティブに反復フィードバックでいいのかもしれない。期待せずに。子育て機械として繰り返す。
朝、長男を駅に降ろすまでは忍耐の時間だ。徳川家康を意識する。

アドラーの「課題の分離」も意識している。なかなか難しい。課題を分離しても、無関心では駄目。現代の親に対する注文は多い。
死なない程度の失敗であれば、何度でも経験すればいい。失敗から学ぶ練習だ。失敗を無かったことにしようとせずに、失敗にフラットに向き合い、分析し、次へ活かせばいいのだ。それを身に着けて欲しい。

しかし、土曜日も部活動のために、平日と同じ5時半起きで駅まで送る生活はつらい。週末ぐらい休ませてほしい。いくらなんでも学校行事が多過ぎではないか。もっと言えば、親がコミットしなければならない学校行事が多過ぎではないか。親の参加はボランティアだし、先生たちは本業=教えることの時間が減るし、学校は行事を減らす方向にシフトして欲しいところだ。そうしないと、子どもの生活も安定しない。リズムが作れない。

本人は、日曜日、朝起きて朝食を食べた後、昼まで二度寝していた。疲れがたまっていたのだろう。仕方ない。生活のリズムが乱れても、寝だめも必要だ。半日で週末の宿題をこなすのも大変だろう。しかし、自分でやるしかないよね。私ができるのは、時々の声かけぐらいか。