パワーポイントをつかうことだけがプレゼンではない〜人生というプレゼン

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煙草のポイ捨て #cigarette

仕事はすべてプレゼン、交渉そしてパワーゲームだと思います。しかし、恋愛もそうでしょう。そうなると人生そのものが日々のプレゼン、交渉そしてパワーゲームで成り立っているのかもしれません。そう覚悟した方が楽しめます。
プレゼンも交渉もパワーゲームもめんどくさいです。しかし、避けてはいられないと腹を括ることで違った姿勢で臨むことができます。

これは、リスク・コミュニケーションにも通じます。マスコミ対応する部署の担当者だけではなく、プレゼンを意識して仕事をすることは自分の仕事のレベルを上げることに繋がると思います。

先日、NHKの『スーパープレゼンテーション』という番組で、伊藤穰一さんと山中伸弥さんが対談していましたが、そこで山中先生も研究者の仕事の半分はプレゼンです、という話をしていましたね。大勢の聴衆の前でパワーポイント資料で発表するだけがプレゼンではなく、仕事においても自分のアイデアを組織内でいかに通すか、というのも一種のプレゼンだし、妻を説得してダイハツコペンを買おうとするのもプレゼンでしょう。恋愛でも、自分が付き合うに価値がある人間であることを相手に対してプレゼンする必要があります。

プレゼンだから、ただ自分が言いたいことを言うだけでは駄目です。聞き手に理解してもらわないといけません。仕事においては、自分がやろうとしていることを相手に納得してもらって協力してもらう必要があります。そのためにはプレゼンの能力は重要です。言い換えれば、コミュニケーション能力ですね。

そして、そのプレゼンのためには入念な準備が必要です。準備をするのとしないとではまったく違ってきます。実際、プレゼンの場、それは交渉だったり、打合せだったりしますが、その現場で使えることは少ないでしょう。準備したことの半分も使えないかもしれません。しかし、準備は無駄にはなりません。圧倒的な準備によって得られた「情報の厚み」が自分の自信になり、聞き手を圧倒することができるのです。

そう考えると、プレゼンは人生において必要不可欠な行為になってきます。パワーポイントを使うことだけがプレゼンではなくなってきます。

編集後記

そう言えば、先日、この意味での自分の「プレゼン」能力の無さに愕然としたことを思い出しました。自分が考えていることがまったく伝わっていなかったんですね。たとえば、このブログもそうですが、TwitterでもFacebookでも、不特定多数の人に向けて発信するプレゼンでは、どうしても伝わらないことが出てくるとは思います。