ドラマ「監査法人」を見たよ

私も厳格に仕事しようと思いました。
でも、若い人は年長者にはせめて言葉遣いだけでも敬意を払うべきだと思う私は田舎者でしょうか。監査法人は独立した公認会計士の集団組織だからあんなものなんでしょうか。
私はやり方に反対する理事長であっても廊下ですれ違う時は頭くらい下げたいと思います。
それと仕事とは別だと思いますが、敬意を払う態度を維持したまま年長者に敵対することは難しいのかもしれません。

監査法人」を見ていると銀行が全ての悪の根源のように見えてしまいますが、銀行の中の人はどう思うでしょうか。
いまだかつて銀行を善として描いたドラマや映画があったでしょうか、、、私は知りません。

あと演出か脚本がうまいなあと思ったのは、主人公がダミー会社に行った時にその姿を隠れて見ている男の脚だけを映したり、会社から裏帳簿を持ち出してそれを三人で地下駐車場で見たりする場面で、下手な映画や民放ドラマを見慣れている我々はつい、誰か殺されるんじゃないだろうか、とか、駐車場では突然ヘッドランプに照らされて車が突っ込んでくるんじゃないか、とか思ってハラハラしてしまいますが、「監査法人」ではそんな展開にはなりません。視聴者の勝手な想像を逆手にとった演出じゃないかと思いました。

昔は、偽装しても、不正しても、たとえそれが発覚したとしても会社や組織が守ってくれ、減給程度で済んだかもしれません。しかし、どうも最近は会社や組織は守ってくれないようです。それどころか最近はトカゲの尻尾のように社員に責任を押し付けて切り捨てようとする傾向が強いようです。
自分の身を守るには、組織に属していながらも独立した個人商店として判断し行動する方がよいようです。個人商店という考え方は山崎元氏の受け売りです。
コンプライアンス部門を個人で持って判断した方がよい時代なのかもしれません。