メンバーシップ型の雇用のメリットもあるはずだ。
それを現代に適応させて、メリットを活かす道はないのだろうか?
仕事に余裕があれば、革新が個人から生まれる可能性はあるのではないだろうか。
意外と人は、放置していても勝手に働くものだ。
前の部署では、自分はどちらかというと、勝手に働き過ぎる人に困ったくらいだ。
日本の高度成長期には、メンバーシップ型で人が多かったので、個人に余裕があり、その余裕でもってイノベーションを起こしたのではないか、という仮説を立てた。
現代では、人が減って、個人に余裕が無くなっている。
その中でイノベーションを求められても、メンバーシップ型では無理という話。
じゃあ、ジョブ型になればイノベーションは可能なのか?ジョブ型だと役割分担がはっきりするのだろう。
いわゆるスタッフにはイノベーションは求められない。
そうなると、スタッフ機能からはイノベーションは生まれにくいのではないか。
イノベーションの裾野が狭くなってしまう。
野中郁次郎『知的機動力の本質』を読んでも、海兵隊と日本企業が似ている、と書かれていた。
自己革新を継続し、国防長官などの人材を輩出し続けるアメリカ海兵隊のように日本の企業、大学もなれるのではないか。
日本に可能性はある。
ガラパゴスとか、無駄に卑下する必要は無い。
とにかくどうしたらいいか徹底的に思考して実践するのみ。
- 作者: 野中郁次郎
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