他人に期待しない、では甘い。
他人に期待してはいけないのである。
これは掟だと思う。
この掟があれば、仕事で問題が起きても落ち着いていられる。他人が自分の思い通りに動いてくれなくても当たり前の事だし、淡々と対処すればいい。
私はジャブを放って人を動かすことを意識している。期待しない。何かプラスのことをしてくれてラッキーという感覚で仕事している。
ジャブはたくさん放つ。電話もよくする。電話をかけると仕事を依頼したわけではないのに、かけられた相手の頭には残る。残ればその人が何かの拍子に動くことがある。もちろん期待はしない。
仕事で摩擦コンフリクトが発生しても、そんなものだと思う。それがどうした。
思い出したのは、村上春樹さんも、他人に期待しないメンタリティの持ち主ではないか。それなら、ノーベル文学賞なども期待していないだろうね。
他人に期待しないと、他人が何か自分に対してしてくれた時に、本当に感謝できる。何もしてくれなくて当たり前だと思っているから、ちょっとしたことでもうれしいのだ。
他人に期待しないことは、一種の幸福論となる。