駒崎弘樹さんの『働き方革命』を読んだよ。Twitterなどで知っていた。本は初めて。Kindle版。番号はその記載があった辺り。正確な引用ではないので注意。レバレッジメモのようなもの。Evernoteに書いたメモ。
GW明けに読んで仕事のやる気を高めるのに機能する本だと思う。連休明けに、仕事から逃げたいと思えばストレスになる。逃げずに正面から向き合った方がいいと思うし、この本はそういう姿勢を助けてくれる。
政治や経済に女性が参画している度合いGEM(Gender Empowerment Measurement)は世界54位 ベトナム以下 2009年辺り
しかし、日本の女性の教育水準は高いレベル
→可能性が大きい
家族関係予算 対GDP比0.75%(フランス、イギリス 約3%)
日本の時間当たりの生産性は主要先進国7カ国中最下位
→この辺り2017年のデータはどうだろう?
→日本の生産性の低さって何が要因なんだろう?
「常に急きたてられるような気持ち」276
→自分がこれを感じている。
「働く」は他者への貢献 599
生きること=働く
働き方を変えることで、社会を変えられる。「働き方の革命」 604
→定義を変える。
他人は簡単にダメ出しする。悪気なくドリームキラーになる。だから、他人に言わなくていい。
仕事で「死んでもやらないといけないこと」714
→MIT(Most Important Task)
ダブルワーク制度 一つの業務を一人で抱え込まないように 846
→最近思うのは、無意識に業務を一人で抱え込む人がいるということ。そうすることで自分の価値を維持できると思っているのかもしれない。自分がいないと仕事が回らないと思いたいのだ。そして、常に大変さをアピールする。属人化を防ぎ、業務を引きはがす必要がある。
メール先頭に【してほしいこと】【期限】を必ず入れる 864
→【依頼〜5/8】といったのを件名に入れる
仕事を抱え込む人にはブラックボックスができてしまう
→そうすることで自分が組織にとって価値があると思いたいのだ。
部下のキャパシティや仕事のやり方は実際見えない。働き方は印象論で大きく左右される。936
仕組み化が進まないと属人的になって生産性が落ちる 999
オフィス近所のカフェで一人引きこもって考える→パーソナル引きこもりタイム
→仕事中にカフェには行けないので、空いている会議室などを利用する。自分の場合、自分の席だと周囲のキーボード音や独り言が気になるから、そういう時は書類等を持って会議室にこもる。
雑用=フラグメント(切れ端)1087
業務の棚卸 1141
介護の問題 1262
→これは真剣に考えないといけない。妻も含めて4人の親がいる。妹とも話す必要があるか。
両親がもっとも喜ぶツール「孫」1298
→これは自分たちのできる親孝行だと思う。
老後の人生を楽しめるかどうか?
- 好きなことをみつけているか?
- 共有できる仲間がいるかどうか?
→老後の人生を楽しめる何かが見つからない。糸井重里さんにとっての釣りのような。そして、自分には仲間がいない。やっぱり老後に人間関係は重要だろうか。
「そうした常に追い立てられるような感覚から、僕は徐々に解放されていった。」1404
見えない不安→前進する僕を蝕む 1419
メンテナンス→だから、僕は休日には積極的に休む 1429
→これは子どもがいない感覚だと思った。子どもがいれば、休日も休むことはできない。
「働く」を拡張して、本業も含めてライフビジョンの追求そのものを「働く」とした 1435
パートナーに出会うのではなく、パートナーになっていく。
相手に期待するのではなく、自分が変わることで新しい関係性を創りだす。1461
→インサイドアウト(七つの習慣)
いつもだったら早足で通り過ぎてしまうような家の近所の一角に、石碑がある。1488
→ポケモンGOをするようになって、田の神や地蔵様に気付く。
今までは位置関係が中心だった町に、時間(歴史)という軸が組み込まれ、立体的になる。1493
無数の世界がミルフィーユのように折り重なり、関わり合っている 1501
→ブラタモリのような感覚
営業系であれば成果を数値化するのは容易。しかし、サービスクオリティを高める部門や社内サービス系のチームは、数値化できないか、手間がかかりすぎる。1546
→自分がやっている財務系の仕事も数値化が難しい。
ダブルワークを徹底していなかった、わずかな隙をぬって、ミスはその銃口を突き付けてきたのだ。1574
→クロスチェックの重要性。チェックせずに押印する決裁は無意味。
「その日にやるべきことで最も重要なことを、朝の3時間で片付ける。朝はタイムリミットが明確なので、集中が強要される。重要だけれども気の重い仕事のオンパレードを、朝のテンションの高さで乗り切る。1590
→MIT
「働き方革命」のお陰で、キャパシティには余裕があった。1600
→普段の余裕が危機に活きる。
「いいか。政治家や官僚を機能させるのも、俺たちの『働く』の一部だ。(略)」 1660
→上の人間をいかに動かすか。そういう視点が欠けていて、正論だけ主張しても物事は進まない。
・マンガ『課長島耕作』(大企業で出世し、女にもてよう)というロールモデルではなくマンガ『マスターキートン』(世界にとって価値ある夢を追うため、無様な試行錯誤をいとわない)というロールモデル 1757
→ここで『MASTERキートン』が出て来るだけで、自分は駒崎弘樹さんという人を信用できると思った。
社会へのコミットメント 1762
本来ワークライフバランスは仕事の生産性を上げて、自らが自らの人生のポートフォリオを自己決定する、という自発的な概念 1780
2017年現在、働き方改革のベースになっているのは、駒崎弘樹さんなどが政府の会議に参加して発言したりした地道な活動がベースになっていると思う。
働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)
- 作者: 駒崎弘樹
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/05
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 86回
- この商品を含むブログ (78件) を見る