堀正岳『ライフハック大全』を読んだよ〜ライフハックは武器になる

ライフハック本の決定版と言える堀正岳さんの『ライフハック大全』を読んだ。
MacBook Airを長男と次男に占領され続けているので、この文章はポメラDM200で書いている。
後からアップロードして、Evernoteで仕上げる。
それをはてなブログにコピペして、整えて、予約投稿する、という流れだ。

さて、一度読んで、二度目を読み始めた。
001で時間の使い方を極端にするススメ、気付いたのは最後の方、249では「変」であることのススメ、この2つのハックで全体がサンドイッチされている感じだと気付いた。
そして、自分が最近考えている概念へ接続する。
それは「家庭や仕事を壊さない程度の狂気」という概念だ。
家庭や仕事を壊さない程度の倒錯、と言ってもいい。
また、家庭や仕事を壊さない程度の性癖、でもいいだろう。
新井浩文にはなるな、ということだ。
情熱でも熱量でも強度でも、そうした狂気が無いと、40歳前後以降の特に男性が厳しくなるということを考え続けている。
もう44歳だから、焦る。
糸井重里さんも、40歳頃のつらさを書いていたし、その頃に釣りを始めたという。
aera.1101.com
ワクワクする何かが自分にはない。
嵐の大野くんも40歳を前に色々考えたのではないか。

鼻うがい

具体的には本書を読んで、自分は鼻うがいを始めた。
慢性的な鼻づまりを30年来抱えている自分は、大学受験を失敗したのも、寝不足なのも、作家になれないのも、すべて鼻づまりや副鼻腔炎のせいではないかと妄想している。
鼻うがいは以前から注目していたが、なんとなく敬遠して試すことはなかった。
慢性的なアレルギー性鼻炎を抱えていた堀さんが、鼻うがいの習慣を半年から1年間ほど続けた結果、少しずつ鼻づまりが解消された、という記述(212)を読んで、とりあえずこれをやってみようと思った。
ドラッグストアにすぐ走って、ハナノアを買ってきた。
店員さんには、外資系の鼻うがいを勧められたが、1回240mlというのは量が多すぎると思い、ハナノアを選んだ。
こちらは20mlである。
「自分にとって効果がありそうな方法をとにかくしつこく繰り返す」212ということなので、まずは半年は継続してみようと思う。
ほぼ日手帳weeksの年間カレンダーに鼻うがいした日を記録していく。
たとえば筋肉体操の腕立て伏せも、ここに記録していった。
結局、5ヶ月ほどで止めてしまった。
成果が見えないこと、腕立て伏せそれ自体が楽しくないこと、イチロー内村航平が筋トレをしないことなどに行き着いたからである。
運動は、自分の生活において自然に行うのが良さそうだ。
筋肉は裏切らない、というか、そもそも仲間になってくれなかった。

習慣リボルバー

230 習慣リボルバーについて、自分はまずは鼻うがいを習慣化することに集中する。
リヴァイ兵長も、目的を一つに絞るぞ、と言っていた。
そこで、自分は習慣化したいタスクを最近、常にポケットに入れているブロックメモ(ニーモシネ)に記載した。
このブロックメモは以前書いたように切り離さずに使っている。
ここにメモしておけば折に触れて読み返すので忘れずに実行できる。
また、自ずとメモは絞られるので、習慣化タスクが増えすぎることもない。

指差し確認

208 指差し確認も、習慣化したい。
寝る前に自分は戸締まりや火元を何度も確認しないと安心して布団に入れない。
指差し確認しながら、実際に声を発することで、何度も強迫的に確認することを防げるのではないか。
これもブロックメモに書いた。
こういうメモは、まさしくhupomnemataヒュポムネーマタではないだろうか。
また、それは別に書く。

悪の仕事術

これは、Twitterにツイートした内容だが、
171 会話から抜け出すために、自分自身に電話をかける
173 ザイオンス効果を利用して気難しい人を味方にする
176 フランクリン効果で相手の好意を引き出す
など、「悪の仕事術」も多い。
このフランクリン効果などは、ちょうど『渋谷ではたらく社長の告白』を読み始めたところだが、藤田晋さんが学生バイト時代から実践されているなあと思った。
年上の人に、おすすめの本や映画を聞いて、それを読んだり見たりすることはまさしくフランクリン効果である。
藤田さんのおじさん殺し(褒め言葉としての)は、この辺りからもわかる。

再読

一度読んだら、今度は項目ごとに、その時の気分で深めて行く読み方をすればいいと思う。
045 ToDoのフォーマット(3)ロディア
これなんかは、正直、コスト的にも質としてもニーモシネの方が上だよねえとか。
今、自分はToDoに限らず、GTDのinbox的に、また上に書いたように習慣リボルバーのメモとしてもニーモシネのブロックメモを使っている。
かつ、簡単には切り離さない、という使い方も別ブログ記事に書いた。
そうやって独自のアレンジをして、自分の武器にしていく(into tissue and blood)ような読書がいい。
何度も読み返すことで、自分の武器になる本だと思う。
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