妻に「ちがう」という口癖が、ムカつくと指摘された。
人の言葉に対して、否定で受ける癖があるらしいのだ。
あるらしいのだ、というのは、自分ではまったく意識していなかったからだ。
口癖などは、そこが怖い。
クチャラーなども。
自分で意識せずに、他人を嫌な思いにさせていることがある。
そして、40歳も過ぎると、なかなか誰も指摘してくれなくなる。
そこが恐ろしい。
また、妻は指摘してくれてありがたいのだけれど、指摘されたら、まあ、やっぱり傷つくんだよね。
指摘してもらわないと困るんだけど、指摘されてると傷ついて、つい反射的に「ちがう」って言いたくなる。
無限ループ。
そして、この癖というのは、矯正するのが難しい。
長年、自分の身体にインストールして、一部になっているからね。
とりあえず、この「ちがう」という口癖には、別の言葉で置き換えるのがいいんじゃないかと思っている。
妻が提案したのは「なるほど、そう来たか」で、これだと相手の言葉を否定せず、少年マンガの主人公のようなポジティブな響きがあっていいね。
でも、長い。
ここは短く「なるほど」でいいよね。
ガリレオの湯川先生っぽく。