病院の待ち時間は絶好のポメラ時間

Hospital

咳が続くので、会社を休んで呼吸器内科に来ている。初めての病院だ。まだ開院したばかりで新しい。待合室が快適。どの程度待ち時間があるだろうか。雑誌をさらっと眺めた。大森南朋さんのインタビューが印象に残った。40歳になって、死を考えたら、自由になった、というもの。夏目漱石修善寺の大患は43歳頃だったか。ポメラDM200 を取り出す。
診察後、様々な検査を受けた。検査後も時間がある。ポメラDM200 を出して言葉を叩く。
結局2時間半、病院にいた。たくさん言葉を紡いだ。

結果、診断は喘息だった。
そのショックに対抗するためにさらにポメラで言葉を叩いた。言葉にすることで、ショックが外部化する。客観的に、いわゆる「非人情」に眺めることができるようになる。病のレベルが違うが、正岡子規の俳句や短歌も同じような精神衛生上の効用があったのではないか、という気がする。病者の光学。

先日、激しい腹痛で別の病院の救急外来にも行った。ポメラで書くどころでは無かった。尿管結石だった。健康が一番。ポメラが二番。