ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』は邦題がなんとも。これ、ライフハッカーの記事が無かったら手にとっていない可能性が高い。読んだら面白かった。役にも立ちそう。
仕事にデスクは不要!『スタンフォードの自分を変える教室』の著者、ケリー・マクゴニガルの仕事術 | ライフハッカー[日本版]
一番注目したのは、何かを考えないようにしようとするとそのことが頭から離れなくなる話題。これは不眠とも関係がある。
結論としては、抱えている問題、悩み、不安とは逃げずに向き合った方がよさそう、ということになる。
神経質で細かいことが気になる自分を嫌いになって否定したりせずに堂々と気にすればいい。
自分の頭の中をコントロールしようとしないこと。セックスのことばかり考えてしまうなら、精一杯考えればいい。行動をコントロールしておけば十分。
コツとしては、「〜しない」という目標ではなく「〜する」という目標に変えること。「〜する」ことで「〜しなくなる」ような目標を工夫して作ればいい。たとえば「間食しない」ではなく、間食したくなった時に代替としてできることを考えるといい。今すぐに思いつかないけど。
頭に浮かぶ思考や感情を否定して無理に他のことを考えたりせずに、フラットにその思考や感情を観察すること。
「欲求の波」はやがて自然と収まる。一時期ずっと考えていたセックスのことも考えなくなっている。波に抵抗せずに、サーフィンをするイメージで。
呼吸を意識するのも良さそう。まずはゆっくり吐くことに集中する。何秒とか気にしないでいい。
また、たとえ欲求に負けたとしても自分を責めないでいい。
できることは思考や感情のコントロールではなく、行動のコントロールである。これは『7つの習慣』のインサイドアウトにも通じる考え方だと思う。ドゥルーズ風に言えば、自分の内側の「諸力」との「折衝」。
好奇心や自分への思いやりをもって実験すること。これは、丹生谷貴志さんがフーコーなどを引き合いに語っていた「生のアート化」にも繋がると感じた。
この記事を書いているのは、風の音と性欲で目が覚めてしまった早朝です。不眠も利用して生産性アップです。ブログ書くだけではなく、仕事のメールを考えたりもしています。
- 作者: ケリー・マクゴニガル,神崎朗子
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