我が家には扶養している子が3人います。
よって、令和7年度から始まる多子世帯支援の対象になります。
問題は、この多子世帯支援の正式名称がよくわからない、ということです。
なので、この記事のタイトルをはじめ、呼び方がぶれぶれになる。
一応「高等教育の修学支援新制度」という制度名称はあるが、多子世帯支援はあくまでその一部。
この多子世帯支援のみを指す名称は無さそうだ。
以下、一番シンプルな「多子世帯支援」を使おうと思う。
こういうところから、わかりにくさが始まっている。
高校の説明会
高校三年生がいます。
高校3年生は、JASSOの奨学金で「予約採用」という申込みができます。
その説明会が4月に高校であったのですが、例によって我が子はそれに出ませんでした。
「奨学金の説明会なので関係ないと思った」とのこと。
確かに我が家は、奨学金はもらわない方針でやっています。
子がそう思うのも仕方ない。
私が求めるのは多子世帯支援の授業料及び入学料の無償化のみなのです。
ところが、先に書いたように多子世帯支援も「高等教育の修学支援新制度」の一部として実施されるので、この説明会に出席すべきなのでした。
わかりにくい。
新しい制度を無理矢理、既存の制度に組み込んでいる感があります。
この辺り、頭が良いバカが作った制度だと感じ始めます。
後日、直接、先生から資料をもらってきてもらいました。
それが茶色の封筒で、それに奨学金を含めて資料一式入っています。
資料をとにかく読み込むこと
めんどくさくて仕方ないですが、大事なのは、とにかく資料を読んで大局観をつかむことです。
私は、フリクションボールノックゾーンでメモをしたり、下線を引いたり、☆マークをつけたりしながら読みます。
丸一日くらいかけて数時間格闘すれば、だいたいつかめます。
つかめるのはつかめるのですが、この多子世帯支援は実に複雑です。
そもそも封筒に入っている冊子の中でピンクの「給付奨学金案内」を読まなければならないのがトラップその1。
給付奨学金は要らないと思っていても、多子世帯支援を受けるためにはこの給付奨学金を申請必要があるのです。
この辺りから意味不明になってきて、Xにポストする愚痴が増えます。
頭が良いバカへの悪口も増えます。
タスクリストが複数ある
知りたいのは、結局、何をやればいいかのアクションリストなのです。
ToDoリストでもタスクリストでもいいから、それを知りたい。
しかし、そのタスクリストが複数あるのもトラップその2です。
- 高校からもらった高校が作成したプリントにフローが書いてあります。
- 次に高校からは、Classiでもやるべきタスクが流れてきています。
- また封筒に入っていた「【重要】奨学金確認書兼地方税同意書の提出方法」にも流れが載っています。これがタスクリストとしては一番まとまっている気がします。
- さらに封筒に入っているJASSOの書類では「申込みのてびき」青色冊子に詳しい流れが載っています。
最後のやつだけチェックすればいいのでしょうが、自分はパラノイアなので、それらのリストを行ったり来たりしながら、フリクションボールノックゾーンでチェックを入れていくことになります。
奨学金を申し込むのはあなた自身です。
やたらと奨学金を申し込むのは、今高校生で次年度に進学を予定しているあなた自身です、と強調してくる。
そりゃ貸与奨学金は、借金なのだから、本人が理解して申し込むべき、という理念はわかるのだが、正直、今受験生である高校生にこの200頁くらいにはなるだろう資料を読み込ませて、本当に手続きやらせるのかよって思う。
受験勉強の邪魔するなと。
そして、多子世帯支援にいたっては入学金や授業料を負担するのは、ほぼ親=保証人なのだから、親に申請させろって思う。
学力基準もある
日本維新の会は自分たちの手柄にしたいのかもしれないが、多子世帯支援も学力基準があるんですよね。
これにはがっかりきた。
あとは本人次第。
評定平均値が3.5以上なければ、レポートや面接等で学修意欲を確認することになります。
これも本人次第だが、私はAIを駆使して、文部科学省が高校向けに発出した文書を探し出した。
それを見れば、レポートの傾向はわかります。
それを踏まえて、子にレクチャーしておこうと思っています。
AIが便利だった
AIが便利でした。
特にGoogleのNotebookLMがおすすめです。
私はNotebookLMにJASSOからダウンロードしたPDF資料等を合計15件、アップロードしました。
特に音声概要が秀逸です。
AIの音声なので、時々読みを間違って、「多子世帯」を「たこせたい」と呼んでいるのは愛嬌です。
しかし、AIが作ってくれた音声7分程度を聴くだけで、制度の全体概要や大事なポイントは押さえることができます。
Googleのアカウントがあれば、無料で十分使えます。
あと、一旦資料をアップロードしておけば、その資料を元にAIに対してチャットで質問できます。