問題を絶えず、ひたすら思い詰めるというシンプルな方法

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情報カードに記載した抱えている問題、悩み、ストレス、不安、心配事は仕事上だけで8件もあります。常に頭に引っかかった状態です。

ストーリイをああしようとか、こんなふうに書いてやろうとか、そうしたことではなく、絶えず、おもいつめている。『男のリズム』(1802)

「絶えず、おもいつめている」という池波正太郎さんの方法は、先日書いた「問題を紙に書いてひたすら見る」という方法に繋がります。問題を絶えず思い詰めていることに変わりはありません。ただ、自分の外部の紙という物質に落とし込むことでいくらか思い詰める深刻さが減るように感じるのではないでしょうか。問題を抱えているのは情報カードであって、自分ではないと。

問題を紙に書いてひたすら見るという方法がいい - シリアルポップな日々:serialpop days
問題を自分と切り離しておけば、思い詰めることは悪いことではありません。思い詰めているからこそ、歩いている時などふとした瞬間によいアイデアや解決法が浮かんだりします。

幻冬舎見城徹さんは次のように書いていました。

大きな分岐点に立たされた時、人は、くよくよ考える。僕は、この時間が何より嬉しい。いや、嬉しいと思うしかない。『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(644)

同じようなことではないかと思います。問題から逃げずにくよくよ考え、絶えず、思い詰めること。それしか突破する方法は無いんだろうと思います。マインドマップとかKJ法とか、そういった方法はそれぞれ勝手に自分に合う方法を選べばいいだけで、問題解決の本質ではない気がします。

吉本隆明さんの番組を見ていて、この人もひたすら思いつめた人だった気がしました。読んでみようと思います。

上で引用した記事が思いがけずはてなブックマークを集めました。おそらくシンプルな方法だったのが良かったのかと。今回のひたすら思い詰めるという方法もシンプルなものです。最近は、いわゆるライフハック的な方法に興味が無くて、こういう昔ながらのやり方しかないという気分です。シンプルな方法を粘り強くやることが肝だと考えています。

男のリズム (角川文庫)

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憂鬱でなければ、仕事じゃない

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