和久井映見の「そうね、そうよね」がすばらしい

ドラマ『ラジエーションハウス』は1話を見て、ズッコケた。
そして、見るのを止めた。
録画も止めた。
ところがTwitterで、ラジエーションハウスがおもしろい、という人がいた。
困った。
そこで、2話をインターネットで見てみることにした。
そして、和久井映見さんが「そうね」と言った瞬間に「接続」した。
それは確かドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』での口癖?「そうね、そうよね」だ。
和久井さんのこの台詞がすばらしくて、それがよみがえった。
うん、この院長室での会話はいい。
『デート』での「そうね、そうよね」は娘の言葉を受け止めつつ、自分に言い聞かせるような台詞だった。
それは漱石の「よくってよ、知らないわ」に通じる響きの美しさがある。
ちなみに『デート』では、修善寺温泉にデートに行くし、長谷川博己さんは漱石を愛読していた気がする。
色々な要素が「接続」するのだ。
こうなってくるとおもしろい。
事実かどうかではなく、無関係な要素が「接続」するのがおもしろいのだ。
医療モノがおもしろく感じるのも、自分の仕事と「接続」するからだし、ああ読影室ってこんな感じに暗いよねとか。
とにかく、和久井さんのファンというわけではないが、台詞に注目してみようと思った。

第2話がまたとんでもなくすばらしかった。
第1話は何だったんだ。
脱落するところだったではないか。
ちゃんと質を安定的に作ってもらわないと困る。