傷が魅力

革靴もスーツも戦闘服である。
汚れたり、傷が入るのが当たり前だ。
そして、それが魅力になる。

人間も心に傷があってもいい。
傷を無理にふさぐ必要もない。
時間が解決する。

手帳なども使い込んでくたっとなった魅力がある。
能率手帳ゴールド人気はそんなところではないか。

比べると、デジタルツールの傷はただの傷に感じる。
アナログツールの傷のように魅力にはなかなかならない。
それはなぜだろう。

新車も嫌だ。
傷が入ると、落ち込む。
モノが新しいうちは、傷が魅力だとはなかなか思えない。
しかし、そのうち、傷を受け入れる。
そして、傷を愛せるようになればよい。
時間をかけることだ。
使い込むことだ。