月曜日の夜の苛立ち

Japanese girl

月曜日の夜、激しい苛立ちに困っている。子どもに当たったりする。夏目金之助に近いが、殴りはしない。
週の初めだからだろうか。仕事に慣れずに苛々がたまったのかもしれない。
あるいは、セックスできないからだろうか。40歳過ぎても落ち着かない自分の性欲を持て余している。浮気とか不倫とか風俗とかに走らないので困っている。男女のギャップによる問題はある。

夏目金之助こと漱石だって、自分の苛立ちや怒りの原因はわかっていなかっただろう。なかなかわからない。そして、苛立ちがちょっとしたきっかけで爆発する。今夜は、子どもたちが風呂上がりにミルメークコーヒーというやつを作って飲んで、その度にコップとスプーンの洗い物が増えるのでブチ切れた。とりあえず長男と長女には、自分でコップとスプーンを洗うように指示した。
漠然とした不安や根源的な苛立ちは、セックスしてもたぶん治まらない。

外から小さな話し声が聞こえてくるので、イヤホンして音楽を聴くことにした。苛立っている時は小さな音でも神経に障る。車の音は大丈夫なのに、人の話し声やピアノの音は小さくても耐えられない。
音楽聴きながら、こうやって思いを言葉に変換していると少しずつ気持ちが落ち着いてくる。
ハイボール飲みながら、EGO-WRAPPINの異邦人を聴いている。かっこいい。何か考えているわけではない。
続けて音楽はサカナクションのAoiに。いいけど、疾走感で苛立ちが増幅する感じもする。苛立ちを書くことに活かせばいいのだ。
そこに次男が2階から降りてきた。「みるめーくこーひーのみたい」と。どいつもこいつもミルメークコーヒー、ミルメークコーヒーと発狂しそうだ。ミルメークコーヒーがすべての元凶のような気がしてきた。
そして、音楽はMogwaiが来た。苛立ちの中で眠りにつくのにぴったりな音楽。
ふとBUMP OF CHICKENが聴きたくなった。あのボーカルが卑怯なんだよなあ。自分が聴いたのは20代になってから。これが10代に出会っていたら聴き狂っていたとわかる。声だよ声。My Little Loverも声だよ声。歌がうまいとか下手じゃなく、自分が好きな声がある。自分がエロいと感じる体があるように声も人それぞれの好みがある。

きりがないのでこの辺でブログに投稿しようと思う。