メモを減らす試みからライフハックの卒業へ

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最近、メモが減っている。
4月に異動して以来、打合せや会議が激増して、結果、今までのように詳細にメモしてもきりがないという状況になったのだ。右手が腱鞘炎になる。長文でメモしても読み返さない。
よって、メモを減らすことにした。
キーワード、数字、日時、固有名詞、人名など絞ってメモをすることにした。読み返すとそれでも十分に思い出せる。これは刑事のメモみたいだ。
まずは相手の話に集中して耳を傾けること。そして、ポイントのみメモをする。それで十分だと感じる。
メモにおける「エッセンシャル思考」という感じ。

あまりにたくさんのメモはかえって意味が薄くなるとわかった。
打合せや会議が多くなると仕事がジャズに近くなる。即興的になるのだ。だから、自分に身に付いた技術でやるしかなくなる。打合せの時に資料を探す時間は無い。すべての資料を持ち運ぶこともできない。手持ちの情報でジャブを繰り出す必要がある。
メモをせずに、その場で自分に情報をインストールしないといけない。忘れてしまった情報は仕方ない。

メモを減らすなら、綴じノートにメモしておけば散逸せずに便利だ。たとえばトラベラーズノートを使うといい。トラベラーズノートには今、カ.クリエという純正じゃないリフィルを挟んでいる。このノートはほぼトラベラーズノートのリフィルとサイズが同じ。しかし、トラベラーズノートと違って180度パタンと開く構造になっている。そこが仕事のメモでは便利。プライベートは純正リフィルを使って、仕事はカ.クリエにしよう。ぱっと見でもわかる。

今日もメモする暇がいっさい無かった。色んな問題があるので、思い付いたところから一つずつ潰すやり方で仕事を進めた。ステークホルダーというか、調整すべき人が各方面にいて、それぞれがそれぞれの価値観を持っているから難しい。仕事がなかなか進まない。じりじりと前進する。クリープ。私は今、色々決定することができない立場なのだ。

記憶は意外と頼りになる。メモはあくまでその補佐の機能。ライフハック以来、GTDかな?そこが逆転していた気がする。ストレスフリーのためにすべての情報を外部化してメモせよ、という強迫観念にとらわれていた気がする。
そろそろライフハックとかGTDとか卒業していいかもね。