日本郵便の「e転居」は残念なサービスでした2014

今回の引越にあたって、郵便局で転居届をもらったら、ウェブで手続きができるとのことでした。
その名も「e転居」
ウェルカムタウン「ラクラク転居届はこちらから!」
「ウェルカムタウンならWebから転居届の届出がカンタンにできます!」
簡単でも楽々でもないうえに、結局、届出できませんでした。JAROに報告しようかと思いましたよ。

インターネットから情報を入力しました。家族五人もいるとなかなか手間ですね。
そして、画面に表示されたのは、電話をしろとの指示。
指示された電話番号にスマホから電話してみました。
無音。切れた。
再度、リダイヤルしてみます。
無音。切れた。
三回目、リダイヤル。
ようやく繋がって自動音声案内が流れます。
番号を押しなさいとのことなので、スマホのキーを表示して「1」をタップ。
番号が押されていません、とのアナウンス。
押したよー。
再度「1」を押すと「11」になってしまいました。
繰り返される自動音声案内。先へ進むことができません。
ぶち切れました。
結局、手書きで「転居届」を書いて、昼休みに郵便局に持参しました。
ウェブ入力の15分くらいと20秒10円×3セット程度の電話代、手書き10分、昼休み15分を無駄にしました。

「e転居」は、つくづく残念なサービスだと思いました。今は2014年ですよね?

「e転居」サービスが駄目なのは、たぶん郵便局職員が使わないからだと思います。職員だったら、自分の職場に簡単に手続きするはずでわざわざウェブサービスを使わないでしょう。だから、駄目なのがわからない。
たとえば、ジョブズiPhoneを使っていた。自分がユーザーじゃないとわからないんだろうと感じました。

こういった情報は直接郵便局に提供した方が親切でしょう。しかし、今の郵便局の窓口に伝えたところで、とてもカイゼンされるところまで伝わるか期待ができません。日本郵便はそういうブランドイメージです。これがスタバや無印良品なら店員さんに伝えようという気になります。ブランド銀行の預金残高*1が低いんですね。
もし意識が高い社員さん(今や職員じゃなくて社員なんですよね!)がこの記事を見たらいいなというくらいに期待しています。その期待を込めてタイトルに「2014」と今年の記事だとわかるようにしました。2015年にカイゼンされていれば、この記事は賞味期限切れということになります。もちろん、引越族の私にはその方がありがたいことです。

*1:ケン・シーガル『Think Simple』