もう岩田先生の本は、何冊も読んでいます。そうなると、どんどん読みやすくなるんですよね。その著者の思考がインストールされていく感覚でしょうか。語り口が平易なのもあります。そう一貫してこの本では「口調」について述べられていました。
下記はレバレッジメモです。引用と自分の言葉がごっちゃになっていますので注意ください。
レバレッジメモ
- 命は、時間と距離に比例してその感覚が変動していくのではないか。
- 医療倫理は、実行可能な現実的なものでなければならない。
- イエスノークエスチョンではない。
- 「しょせん、文科省の役人は」という口調が気になりました。岩田先生の経験からくるのでしょう。文科省の役人は、なにくそと発奮したらいいと思います。
- 人工呼吸器は一度つないだら外せない。
- 「どういう条件下でそれが許容されるのか」という問い
- 脳死→新しい死の定義
- 恣意的に決定すべきこと
- 「ためらう」こと
- 他者の言葉で規定されたら、それは「道徳」であって「倫理」ではない。
- モラルではなくエチカ、という私が長く考え続けていることに近いかな?
- AMA form
- Healthism(ロバート・クロフォード)
- 倫理→自律的
- 江戸時代の「鎖国政策」はもしかすると賢明な選択だった?
- 原理主義→医療の世界にフィットしない
- 「静かなためらいの語り口」
- 石巻日赤のカンファレンス現場
- 田坂佳千→49歳で逝去
- TFCメーリングリスト
- 理性あるリスクテイカー
- 西條剛史→構造構成主義
- 「ためらいのリアルポリティクス」(akizukidの造語)というのは可能だろうか?
最後が読了後の私の思いつきです。この「ためらい」が橋下さんには感じられないので、内田樹さんなどは批判しているんじゃないかとぼんやり考えています。では、「ためらいのリアルポリティクス」が実践可能かというと、、、よくわかりません。
ためらいのリアル医療倫理 ?命の価値は等しいか? (生きる技術!叢書)
- 作者: 岩田 健太郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
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