「悪の子育て術」について考えてみた

あなたは自分の人生の経営者です。子供たちも既に自分の人生を経営しています。 - 分裂勘違い君劇場
3年以上前の「分裂勘違い君劇場」の記事ですが、いいですね。上記リンクを読んでもらえればわかりますが、福田和也であれば「悪の子育て術」と書きそうです。子どもを子ども扱いしないことだと思います。たとえば、セックスについて聞かれたら、可能な限り事実を教えたらいいと思います。コウノトリとか言っても、子どもは「嘘」だとわかります。コウノトリとか言わないか。いや、どうしても事実を言うのが嫌であれば、私も嫌ですので、ちょっと恥ずかしいから説明したくない自分で調べろ、と正直に断ったらいいと思います。
ごまかすのではなく、率直に語ることです。

ここでの「悪」とは、きれいごとではない、ということです。かといって露悪でもない。現実をそのまま受け取る強さです。「理想」とか「批判」は「善」の領域だと思います。「カイゼン」は「悪」に近いかな。この辺りは思いつきレベルのなので、後は勝手に考えてください。

子どもに「投資」を教える

「投資」という観点を教える。これは具体的な株式投資ということだけではなくて、自分の行動について「投資」という観点から見ることを早めに教えておきたい。自分を振り返ると、小学校の野球部はリターンが低かった。中学校の軟式庭球部はリターンが激しく高かった*1。高校3年間はリターンがマイナスだった。ここをちゃんと「投資」に費やしていれば2浪もしなかっただろうが、しかし、そうなると今の妻と出会わなかった可能性が高いので人生は難しい。浪人2年間は、両親には心配をかけたと思うが実はリターンが高かった。この2年間で、

  • 読書の習慣
  • 一人で考え行動すること
  • 現代思想に目覚めたこと

などが身についた。
大学生活計6年間は、かなり高リターンだった。妻と出会っただけではなく、今も続く人間関係など様々なリターンが得られている。いわゆる有名大学ではなくても投資効果が高かったのは、浪人時代に身につけたことが大きかった。一人で勝手に行動していたら、それをおもしろがって近寄ってくれる人たちがいた。そして、私をおもしろがってくれた人たちは総じて魅力的だった。しかも、女性の割合が高かった*2

ある程度の年齢になったら、この記事を息子に読ませよう。それで勝手に考えたらいいと思う。高校3年間を無駄にして、2浪しないといけなかったように結局は自分で気づかないと身につかない。きっかけは親が与えることができるが、そこから先は子ども次第だと思う。

*1:昭和から平成に変わった日の新聞に写真が載ったくらいの成績をおさめた

*2:かっこいいルックスがなくても、ある程度であればもてるためのやり方はあると思う。その一つが男の子は、一人で行動することを覚えたらいいと思っている。これはまとめて恋愛論的に書いてみたいところではあるが、今回は割愛。この場合の「もてる」というのは、女の子と接する機会を増やしてチャンスを多くするということであって、チャンスをつかむためにはさらに技術が必要。