ものを食べないアンパンマンより、器の大きいバイキンマン(ばいきんまん)でいこう

アンパンマン」という幼児向けのアニメがある。
Kくんが1歳くらいからこのアニメが大好きでよく見るため、33歳の私も一緒によく見ている。
幼児向けといいつつ、ロールパンナちゃんの複雑な内面など、大人の観賞にも十分耐えられる作りになっている。

で、ヒーローで主役のアンパンマン、これに対抗するのが悪役のバイキンマンばいきんまん)なのだが、金融危機の今の時代、日本人の大人はバイキンマンに学ぶべきだ。
ときに、虫歯を作るバイキンマンの歯がなんであんなに並びがよくて白くてピカピカなのかってところには今回はつっこまないで欲しい。
そう、空を飛ぶUFO型の乗り物*1アンパンマンと戦う兵器としての巨大ロボット、潜水艦まで自分一人で作ってしまう「プロフェッショナル・仕事の流儀」に出てもおかしくない一人三菱重工業=ものづくりの達人でありながら、ドキンちゃんという「恋のから騒ぎ」の2列目の端っこに座っていそうなわがまま女とホラーマンという痩せっぽちの稼ぎの無い男二人を自宅の基地に居候させて養っている甲斐性も持ち合わせつつ、しかも、アンパンマンに何度やられても不屈の魂でまた立ち向かう精神はちょっと叩かれたくらいで逆ギレしてしまうどこかの国の北京五輪代表監督とは人間の器が違うのである。
現代日本に必要なのは、ものを全く食べずに真面目一辺倒の行動しか取れないアンパンマンではなく、タフなバイキンマンなのである、間違いない。

追記
↓同内容を以前書いていました。
ばいきんまんを見習おう - シリアルポップな日々
ひらがなで「ばいきんまん」が正式名称のようです。

*1:ドキンちゃんの分も含めて2台