読書と脱線〜田中泰延『読みたいことを、書けばい』

田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』を2020年になって、ようやく読み始めた。

そもそも自分は本書を読みもせずに田中泰延さんのことを知って、おもしろいと思い、インタビュー記事やTwitterなどを眺めて、フォローして、山本一郎さんの酷い記事をきっかけにフォローもしてもらったりしていた。
そして、それじゃあまずい、と思って、2020年になって一念発起して読み始めたというわけだ。

「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい」という原理
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いきなりすべてが書かれてしまった感がある。
ここで読書を止めてもいいかもしれない。
実際、何度か本書を立ち読みした時に、ここまで読んで、これ買わなくてもいいんじゃね?とか思ってしまったのが、読むのが遅くなった理由の一つでもある。
じゃあ、他の理由は?と聞かれても、すぐには思い出せない。

自分は中学時代に、作文がなかなか書けない、ということを延々書き連ねるという作文を書いたことがある。
国語の先生がどう評価したか覚えていないが、書いた自分は楽しかったのは覚えている。
そういうことじゃないか。

本書は文字も大きくて文字数も少ない。
文章は平易で読みやすい。
スイミーのように読み進めていると038ページからQRコードが複数掲載されていた。
田中泰延さんが自己紹介としてウェブで無料で読むことができる記事を紹介しているのだ。
さて、読書の途中だが、どうしよう。
脱線してQRコード先を読みに行くか。
でも、田中さんは自分が書いたものは「とにかく長い」と書いていた。
脱線すると戻れなくなるんじゃないか。
東京に新幹線で行こうとして、脱線して新潟に着いてしまうのではないか。
じゃあ、とりあえず読み飛ばせばいい。
そうすると読了する頃には、最初の方のQRコードなんか忘れてしまう可能性がある。
どうしよう。
とりあえずスマホQRコードを読んでみることにした。
私が使っているのはAndroidスマホGoogle Pixel 3aというものだが、これってQRコードリーダー付いていたっけ?
アプリ一覧には見当たらない。
カメラでどうだろうか?
それらしい機能は見当たらない。
嗚呼、QRコードリーダーアプリを別途インストールしなきゃいけんのかなあ、めんどくさいなあ。
待て、このGoogleレンズというやつでいけないのか?
カメラをその他からレンズに切り替えて、画面にQRコードを入れてみると、おお、ディスプレイ上にリンク先のURLが表示され、それをタップすると記事がブラウザで表示された。
そして、それを読まずに共有メニューから今度はGoogle Keepにクリップしておいた。
自分は、このGoogle Keepというメモアプリを「後で読む」ツールとして使っているのだ。
Google Keepはタスクリストにもなっていて、毎日読み返すのでクリップして忘れる、ということもない。
ちまちまQRコード先の記事をクリップしていくのだが、、、多い。
数えたら17記事もある。
これ、間違って読み始めてしまったら、本書に戻れないこと確実な気がした。
とりあえずクリップすることにして良かった。
それでもGoogle Keepにメモが17個たまることになるので、できる限り早く、たとえば仕事始めの通勤電車内から読み始めないといけない。
私は、仕事術にハマった結果、Google Keepでも「inbox zero」を心がけている。
ゼロがいい、ゼロになろう、もう1回!
さっさと読んでアーカイブするのだ。
ただ、通勤電車内で読むのだから、思わず爆笑することには注意しないといけない。
田中泰延さんのことなので、たとえば「ハーバード流スタンフォード術」のようなことが書かれている可能性がある。
これでは思わずお湯割りを吹いてしまった。
通勤電車内なので、鹿児島県人とはいえさすがに芋焼酎には早い時間帯だが、それでも笑って鼻水を眼の前の女性に飛ばしてしまうリスクがある。
鼻水も体液だ、逮捕されるかもしれない。
ちょっと待て、体液をかけるのって痴漢なのか?
罪状は何だろう?
こういう時に手元にスマホがあるからやばい。
Google先生に聞いてみると、下記のような記事がみつかった↓
news.yahoo.co.jp
なるほど。
色々と難しい論点があるようだ。
サクッと死刑というわけにはいかないらしい。
と、このように読書をする、というのは常に脱線の可能性と向き合いながら進まないといけないのである。
この記事も、田中泰延さんの本から脱線してしまい、1,800字を超えてしまった。
とりあえずこの時点で投稿しようと思う。

なお、上記QRコード先の記事のうち、⑥京都学園大学→京都先端科学大学の記事が消えていましたので、補足。
大学という組織で記事をアーカイブできないのはまずいのではないか。

読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術

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