夢のカリフォルニア

映画『恋する惑星』のフェイ・ウォンは、無気力状態だったタイミングで、失恋した警官(トニー・レオン)に出会って恋に落ちた。
そして、その表現方法が独特だった。
ママス&パパスのカリフォルニア・ドリーミンを聴きながら。
情熱の表現方法は人それぞれだ。
恋する惑星』は、人は変態でもいいんだよ、という映画だった。
しかし、好きな男の部屋へ勝手に侵入するのも、侵入されているのに気付かないのも、どちらもフェイ・ウォントニー・レオンだから成立するのだ。
一般人がやると気持ち悪い犯罪者になってしまうだけである。
それが映画の美しさ。
僕たちは、映画のようには生きられない。
それが悲しいよね。
映画って、でも見るとそのイメージが現実の生き方に影響してくる。
そのまま実践できなくても、無意味ではない。
うん、また『恋する惑星』を見たくなった。
今の香港の警官とは、まったく違うよね。

最近見ているドラマ『俺の話は長い』も、様々な個性をすべて肯定するようなドラマだ。
そこがいい。

恋する惑星 (字幕版)

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