ベイビーステップ~『マネジャーの最も大切な仕事』

テレサ・アマビール、スティーブン・クレイマー『マネジャーの最も大切な仕事』を読了した。
最近流行りのタイトルではない。
あまり売れていないのではないか。
でも、よい本だった。
通勤時間など、仕事のスキマ時間で少しずつ読んだ、そして、実践している。
実践しているのは、部下、係のメンバーに注目することだ。
日々、注目して、何かコミュニケーションを一日一つでも取ろうと試みる。
何もコミュニケーションできなくても、問題は無い。
無理することはない。
些細なできごとが、インナーワークライフに大きな影響を与える。
インナーワークライフとは、感情、認識、モチベーションの相互作用のことだ。
メンバーの、このインナーワークライフの向上をサポートすることがマネジャーの最も大切な仕事と言ってよい。
具体的には、チームや部下にとってやりがいのある仕事が、毎日少しでも進捗するよう支援することだ。
この「進捗」という概念も重要なのだが、ちょっとわかりにくいと感じた。
たとえば、失敗しても進捗はある。
失敗から何か学ぶことができれば、それは重要な進捗と言える。
チームのメンバーを尊重すること、個人的には、礼儀正しさを意識している。
朝の挨拶や一日の終わりなど。
その人に真っ直ぐ向き合うとか。
メンバーに対してどうアクションしたらいいか、わからないことも多い。
まずは、注意を向けて、観察することだろう。
何か気付くか?
気づきは行動への最初のステップとある。
メンバーに関心を持つことから始めるといい。
色んな質問をするのもいいかもしれない。
仕事だけではなく、プライベートなど。
根掘り葉掘りにならない程度に、ここでも礼儀正しく。
そして、一日の終わりに振り返ること。
チェックリストを活用すること。
日誌の習慣も気づきを促す。
仕事用のノートに書くといい。
5分程度でいい。
習慣的に5分間何かやることの力がある。
マネジャー(マネージャー)として、本書からは学ぶことが多かった。
上は、Kindleでハイライトした箇所を読み返しながら書いたものだ。
折に触れてまた読み返すといいかもしれない。

マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

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