今更『シン・ゴジラ』についてだが、下書きを放置しておいたもののリサイクルである。
時間を置いて考えるのもおもしろい。
矢口蘭堂内閣官房副長官(政務担当)を初め、巨災対のメンバーが率先して不眠不休で働くのは、使命感というより、ゴジラに魅了されているからだと思った。
矢口がゴジラの「進化」を見て「すごい」と口走る台詞でわかった。
だから、巨災対のメンバーは、実質、政治家や官僚じゃない。
『情熱大陸』で見るような人たちと同じだと感じた。
情熱で動いている、日本を救うといった使命感ではない。
また『シン・ゴジラ』は、官僚組織が、ゴジラに対することで巨災対を中心にいかに「学習する組織」(ピーター・センゲ)へと変貌していくか、を描いている映画としておもしろいと思った。
今ちょうど読んでいるエイミー・C・エドモンドソン『チームが機能するとはどういうことか』とも接続する。
官僚が官僚じゃいられない時代になってきた気がする。
文科省などは、さんざん叩かれた今、変わるチャンスだろうけれど。
本当に変わるなら、トップの強力かつ正しいリーダーシップが必要で、「モットーは面従腹背です」とか平然と言い放つようなトップではどうしようもないと思う。
『シン・ゴジラ』を見ると、仕事のやる気がでる。
平日はさすがに映画を見ている暇は無いので、朝から、iPod nanoでヤシオリ作戦のBGMを聴きながら通勤する。
この文章は、かなり前に書いたままポメラDM200の中に放置しておいたけれど、ブログにしておこうと思った。
ので、ちょっと時間がおかしくなっているが、大きな問題ではない。
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