レスは「いき」である

九鬼周造『「いき」の構造』が、セックスレスに効果的のような気がした。
こういうことだ↓

  1. 媚態≒アタックし続けること
  2. 意地≒拒否されてもメンタルを壊さないための心構え
  3. 諦め≒セックスできなくても、まあいいかという気分

紗倉まなさんによる、すばらしい記事を思い出す↓
mess-y.com

また、個人的に思い出すのは、出会ってしばらくして、告白したのにふられたのかオーケーなのか曖昧なまま宙吊りだった頃の気分だ。
はっきりふられた方がスッキリするのに。
宙吊りはつらかった。
しかし、思い出しても、それはそれでハッピーな時間だった。
そして、「いき」が存在した。
どんな状況においても、それを美学のレベルにもっていく発明だ。
それはアート≒技術と言ってもいい。
九鬼によれば「完全な合同を遂げて」は「いき」は消える。
つまり、セックスしてはいけない、ということなのだ。
「いき」という美学をインストールすると、セックスレスを肯定的な価値へと転換することが可能になる。
この辺り、自分でも何を言っているのか、よくわからないが、とにかく見方を変えることが重要だ。
これもまた仕事や家庭を壊さない程度の狂気の発明なのである。

先日、セブンイレブンで手書き値引きがあった商品が、いざレジでは値引きされなかった。
2回目かな。
でも、何も言わない。
元々、定価でも買うつもりで買っている。
また、アタックしようと思っているので、ちょうど「負けを作る」ことになってラッキーと思った。
ポジティブ。
しかし、結果は秒殺。
それでも平日にアルコールを飲む口実にしている。
ただでは倒れない。
飲んだら、速攻、拒否されたことを忘れる。
その忘却力はニーチェの「超人」である。
そして、また懲りずにアタックするのだ。
そうした「超人」と「いき」のせめぎあい、葛藤が美しいではないか。

読み返すと正直、何言っているのか自分でもわからないけれど、ここまで書いたのでアップしようと思う。

「いき」の構造 (講談社学術文庫)

「いき」の構造 (講談社学術文庫)