聞き耳仕事術

仕事中は、とにかく聞き耳を立てるんだ。
となりの係が課長と何を話しているのか?
離れた部長室から漏れてくるキーワードは何か?
グループウェアで見ることができる役員たちのスケジュールを見れば、今自分がやっている仕事も色々と背景が見えてくる。
それもまた一種の「聞き耳」だ。
そして、こうした仕事術を誰も教えてはくれない。
誰にも教えられずにできる若い人は、ああこいつは仕事ができるなって思う。
自分が部下Aさんと突っ込んだ話をしている時に、部下Bさんは聞き耳を立てているだろうか?
そこは気になる。
自分としては、聞こえる程度の声で話しているつもりだ。
飲み会の席なんかで、聞き耳の重要性について話してもいいかな。
聞き耳はインテリジェンスだ。
キーワードはノートにメモしておく。
意味がわからなくても、とにかくメモしておく。
機会があれば、意味を聞いてみる。
ノートは折に触れて読み返す。
そうやって知識を使える武器として自分の中にインストールしていくのだ。
誰もそうした姿勢は教えてくれない。
だから、それをやる人とやらない人には差が生まれるだろう。