徹底的な準備

予測して徹底的に準備することが、別の何かに役立つ。
アクションプランとはそういうものだ。
逆に、アクションプラン通りに事が進んでいたら、危ない。
何か罠があるのではないか。
そういう感覚がある。

忘年会などの飲み会の幹事になるとずっとそのことが頭に引っかかっている。
できることはすべてやるが、やり過ぎるとそれが次の幹事に対して伝統として引き継がれてしまう恐れがある。
幹事の負担が重たくなってしまうのだ。
だから、幹事のような仕事においては、徹底的に考えるが、準備しすぎないようなストイックさも重要になる。

また、立場上、自分が動けばいいというものでもない。
部下に任せることも必要だ。
その辺りも徹底的に考える。

大事なのは、徹底的に考えることだ。
そして、アクションを起こすにしろ起こさないにしろ、自分で決めること。
その繰り返しによって鍛えられるのだろう。
マッチョな感じだ。
見城徹さんなんかを思い出す。
ナポレオンなんかも、戦争がアクションプラン通りに展開することはもちろん無いが、それでも徹底的にアクションプランを作って臨んだという。

徹底した準備が本番でのアドリブを生み出す。
先日、幹事を担当した忘年会では、平日だったことと来年以降の幹事の負担も考えて、あえて二次会を設定しなかった。
二次会をしないという準備をしたわけだ。
行きたい人が行けばいい。
そして、結局、自分も誘われてノリで参加した。
飲み過ぎた。
そして、酷い二日酔いになった。
徹底的に準備してもこの有様だ。
それでも準備することは正しい。

田島貴男さんが、本番には「わな」があると。
何が起こるかわからない。
でも、それを支えるのはやっぱり練習だと。
(ほぼ日5年手帳2019-2023より)
その練習を準備に置き換えても同じことだと思った。

ほぼ日5年手帳 2019年〜2023年 A6サイズ

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