ワンツール

たとえばポメラDM200だけ。
一つのツールだけをどこか集中できる場所へ持ち込んで、一定時間集中して作業する。
ポメラだとブログを書く。
マルチタスクの時代に重要なのは、いかに気を散らすことなく集中するか、ということのような気がする。
シングルタスクでやるべし。
そこで、4-hours writing だ。
レイモンド・チャンドラーの執筆方法から触発された4-hours writingは、一日四時間ひらすら机に向かうというものである。
何も書けない時にぼーっとしてもいいが、スマホTwitterをしては駄目なのだ。
もちろんチャンドラーはTwitterをしていない。
その4-hours writingを実践するためにも、ワンツールは有効だ。
ポメラのみを2階の勉強部屋へ持ち込む。
この部屋には長男と長女の勉強机が置いてある。
しかし、使っているのはもっぱら長男のみだ。
そこで自分がポメラを持って長女の机を借りる。
そこで4-hours writingを実践するのだ。
MacBook Airと違って、ポメラはブラウザなどを搭載していないから、ついTwitterを覗いてしまう、という脱線が無い。
4-hours writingにはぴったりのツールだ。

たとえば昔のほぼ日手帳weeksとブラス万年筆。
厳密に言えば、ワンツールではないが、セットということで。
それを持って2階の勉強部屋へ。
過去に使わなかったメモスペースを利用して、自由に思考する。
それをトモエリバーに相性のよい万年筆でさらさら書いてみる。
書くのが心地よい。
思考ものびのびと展開できそうだ。
それもまたワンツールだ。

近所のコンビニに行くのに、財布は当然必要だとして、たとえばスマホなどは持って行かない。
コンビニがポケストップだとしても、ポケモンGOはあえてしない。
自分の身体一つ、ワンツールで。
その往復の遊歩で自然と色々考える。
哲学の道はどこにでもある。
自分の意志次第である。

ワンツールにパソコンは不向きだ。
たとえばMacBook Air、これ一台でなんでもできる。
ブログを書いている途中に、ついTwitterを見たりしてしまう。
すぐにマルチタスク状態になる。
ワンツールには、単機能のツールが向いているね。

ワンツールでのシングルタスク。
一つのツールを選ぶということは、今、何をするかを一つ選ぶということである。
それを意識してみよう。