勝手に背負っている重荷を下ろそう

ハイフェッツ他『最難関のリーダーシップ』を読んでいる。

「自分の重荷を下ろし、相手に自分の仕事を自分で背負ってもらう」3654
という言葉で気付いた。
自分は、自分で勝手に長男の重荷を背負っている。
もうやめよう。
長男の仕事は、長男自身に背負ってもらう。
毎日の宿題が深夜におよんで、寝不足になっても知らない。
親がどんなに尻を叩いても、できるようにならない。
父親が怖いからやる、では意味が無い。
「あまりガミガミ言わない方がいい」と妻にも指摘された。
プラスになっていないと。
それは認める。
長男が、慢性的な寝不足の結果、事故にあったり失敗しても、それは運命として受け入れる。
だから、自分の仕事にしないことだ。
「誰の荷物を背負っているのだろう?」3660
というハイフェッツの言葉は、疲れ果てた時に有効だ。
バルコニーに立って、非人情の視点で考える。
これは、本書の中心ではない。
しかし、自分にとって機能したので、こうやってブログにしておく。

たとえばよく朝から、子どもたちが、バッグが無いとか、教科書が無いとか、探している。
それを自分の仕事にしないことだ。

仕事においても部下の仕事を自分で引き受けないことだ。
もちろんコーチングは必要だが。
その辺りのバランスが重要。
難しいけれど。
失敗をある程度、許容すること。
実験的マインドセットを評価すること。
そして、学習することによる成長を促すことだ。
最近、定型的業務というのは減っている。
答えのない「適応課題」が増えているのだ。

今日は土曜日。長男に特別授業があり、朝5:30起床の予定が4:00に目が覚めたお年寄りだ。そこから長男の送り迎え。長女の書道教室の送り迎え。朝食のホットケーキを焼く。妻は仕事へ。昼食の買い出し。昼食を作って三人に食べさせる。まだ、お腹が空いたと次男がうったえる。麦茶を作る。疲れ果ててしまったよ。
だから、重荷を下ろそうよ。

最難関のリーダーシップ ― 変革をやり遂げる意志とスキル

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