夏休みの終わり、魂の午前三時に愛を叫ぶ

朝、長女が、学校行きたくない、と泣く。世の中が夏休み明けは子どもの自殺が多い、とアナウンスするもんだから、強く言えない。それで苛々する。せっかく子どもの夏休みを外して自分の夏休みを取得したのに初日の朝で終わってしまった。

自由のために

この夏休みは「自由」をテーマにしたところだった。家族に対する罪悪感をぶっ飛ばして、自分にとっての自由を追究する。それが目標だったが、子どもが学校を休んでは、自由も何もない。それが初日。うんざりだ。改めて、自由を得るには、捨てないと駄目だと思った。具体的には、家族を、子どもを捨てることができるか。できねーよ。自由は、戦わないと得られないようだ。戦うのって、めんどくさい。金正恩はめんどくさい。

寝不足のせい

くそ。サウジアラビア戦を深夜に見たせいで寝不足なのも、ネガティブモードを加速させているようだ。二度寝しようとしたが、できなかった。妻は、長女をなだめて、洗濯していて、次男の世話をしている。むくむくといつもの罪悪感が湧いてくる。妻は、今日、明日と仕事なのだ。そこからの自由も戦いとなる。自分との戦いだ。
とりあえず、ぶっちゃけツイートを Twitter に連投。ツイートしながら考える。反応を期待していない。

Twitterの機能

Twitter に愚痴を垂れ流すことで、なんとか精神の平行維持をはかっている。Twitter が無かったら、今頃、精神的に死んでいるか、家庭が崩壊していたかもしれない。Twitter のおかげで助かっている。リアクションは無くても構わない。公開することが重要。

オフィス@スタバ

このようなメンタルの時に、自宅でじっとしているか、外出するか、むずかしい。家にいるとショットガンで自分の頭を撃ち抜きそうだったので、外へ出てみた。上の空で車の運転が危ない気がする。なんとか無事に目的地に着いた。書店で松本圭二さんの詩集を探す。無い。書店の端末で名前を検索しても出てこない。なんで?諦めてスターバックスコーヒーに入った。注文を間違えた。上の空だからだ。これも諦めて受け入れる。ソファ席に座ろうと思ったら、ムッシュかまやつを浮浪者にしたようなおじさんが近くにいるので、離脱。電源のあるカウンター席に座る。その斜向かいでは、おばちゃんが大声で電話していた。選択が何もかもうまくいかない。内容は脱税について。脱税の電話はせめて声を落として欲しい。

ネガティブの活用

しかし、ネガティブなエネルギーは活用できる。精神の緊張を高めて、こうやって文章にすればいい。自分では「詩」のつもり。それでいい。ブログという自由な発表の場があるのもありがたい。Twitter があって助かったと先に書いたが、ブログがあるのもありがたい。今、手持ちのツールをフルに活用してこのサブカル鬱、あるいは中年期の危機をやり過ごせたらいい。

甘かった

夏休み2日目の朝、というかまだ深夜といっていい午前2時半、私は日付が変わってからの不眠で苦しんでいた。3時間しか眠れていない。その時、気になったのは2階の気配だ。階段を上がって勉強部屋を覗いてみると、日付が変わる前に寝たはずの長男が机に向かっていた。まただ。わずか3時間弱の睡眠で、自分で目覚ましをかけて、終わっていない宿題をやっていたのだ。夏休みの課題が期限までに終わらず、先生に怒られ、のび太のように居残りでやらされてからまだ1週間と経たないのに、もう喉元を過ぎて忘れてしまったようだ。私は怒った。アンガーマネジメントなど、クソ食らえ。睡眠が最優先事項だと何度も言っている。自分でできないようなら、介入すると宣言。宣戦布告した。長男をリビングで勉強させる。そして、自分はその横で読書したり、こうやってポメラで文章を書きながら、監視する。脱線しないようにプレッシャーを与える。そう決めた。
そして、私の貴重な夏休みは今度こそ、終わったと感じた。
もう、自由も、睡眠も、愛し合うことも、すべて諦めて、労働者として倒れるまで働き続けて、かつ男女共同参画の精神に乗っ取って、できる限り家事、育児にもコミットし、それって当たり前じゃん、となじられ、それでもめげずに、職場でも家でもご機嫌に振る舞い、愚痴は飲み込み、やっていかなければいけないようだ。マッチョになるしかないね。

↓前回記事は、ついさっき公開したばかりだった。知らんわ。
akizukid.hatenablog.com