睡眠を削るな

中学一年生の長男がまだ起きていて、提出期限が過ぎた夏休みの課題をやっていたので怒って、寝ろと命令した。遅くても24時に寝る、という掟の発動。タイムリミット。夏休みの課題が終わったら、23時30分にする。5時30分に起きるので、最低6時間睡眠。基本は22時睡眠ルールでいきたい。それで夏休みの課題が終わるまでは、「監視」モードに入ろう。自分が納得いくようにやらせてもらう。

教師に生徒の睡眠時間はわからない

さて、居眠りなどでなんとなくわかるだろうが、教師は生徒の正確な睡眠時間がわからない。親は子どもの睡眠時間が見える。中学生の頃から、睡眠時間を削ってまで課題=仕事を期限内に形式的に整えようという思考でやっているのが恐ろしい。大人になって、睡眠時間を削って仕事するような労働者になってしまう。親が介入するしかない。この点、学校任せにはできない。

子どもの自殺

夏休みの終わりが憂鬱だ。最近は、夏休み明けが最も子どもの自殺が増えるとアナウンスされるから、親も不安になる。自分が不安だ。子どもを怒ると自殺するんじゃないか。しかし、ある程度、そこは覚悟するしかないと思う。寝ている時に金属バットで殴られることも含めて。親として腹を括る。
怒られた翌朝、長男は泣いていた。学校で怒られるからだろうか。その姿が脳内に焼き付いている。困る。仕事中も心配だ。妻に、学校から帰ってきたら LINE で教えて、と送った。妻も歯医者でたいへんなのに、ごめんね。

具体的で詳細なフィードバック

「具体的で詳細なフィードバック」とは伊賀泰代さんが『生産性』で使われていた言葉だ。読んだ時は、仕事での部下に対するコーチングのことを考えたが、子どもに対しても同じことが言えるよねと思った。具体的で詳細にフィードバックしないといけない。その際には、必ずポジティブな要素を入れるか、方向性をポジティブにしないと、子どもがただ怒られているだけだと感じてしまうだろう。そこは意識したい。

逃げたい

長男が帰ってきたと妻から LINE あり。良かった。そして、面倒力がむくむくと湧き上がってきた。帰りたくない。長男と向き合いたくない。介入などしたくない。仕事で疲れている。うんざりだ。どうしても家に帰ることができなくなり、逃げた。逃げて、オフィス@マックへ。左手でポテト、右手にシグノRT1 をもって、今の気持ちを率直に書く。しばらく時間を置いて帰ろうかと思う。ちょっとした帰宅恐怖症ではないか。まあ家庭そのものから逃げ出す前のガス抜きは必要だ。

何も言わず

妻からの情報だと、長男はめちゃくちゃ先生から怒られたらしい。そして、居残りで課題をしている。まるでのび太。いいことだ。自分で何か考えるだろう。そして、自分で変わらないことには仕方ない。アドラーの「課題の分離」だ。勉強するのは長男の問題である。結局、介入はしなかった。何も言わない。

まとめ

子育てにおいては、正解は無い。とりあえずの方針を考えながら、手探りで実践するのみ。それで子どもの反応などを見て、調整する。そういった日々の営みなのだろう。