夫婦でする日を決めることについての試論

たとえば、夫婦で毎週土曜日の夜をする日と決める。
それに対して、義務的過ぎる、機械的だ、味気ない、仕事みたい、といった批判が考えられる。
うーん、いいんじゃないの?
これは、情熱の問題ではなく、「夫婦のレス」の問題なのである。情熱を求め続けるのであれば、そもそも結婚は向いていない。結婚した夫婦としてはレスにならないことの方が問題である。

土曜日の夜と決めると、月に3回程度となる。
あらかじめ決めておけば、その日に向けて体調を整えたり、気分を盛り上げたり、色々と準備していくことができる。
悪くない。
中6日で登板するローテーションピッチャーのような感じ。サンデー兆治ならぬ。

マンネリに感じるエロさ。
ジムで鍛え上げられた体より、運動不足の感じがエロい。
ストイックより、だらしなさ。
この辺は、また別のテーマだ。

毎週土曜日ね、と決めることで他の曜日は諦めがつく。頭で諦めても、いかんともしがたいがそこは色々と他の手段で紛らわす。少なくとも無駄なアタックをして、拒否されて凹むことはなくなる。その前に、アタックするかどうかで深夜に悶々とした逡巡をすることもなくなる。
なーんだ、火曜日はハグの日とおんなじじゃん。

とそこに、紫原明子さんの『家族無計画』でのある男性の発言、

「○○は大事なコミュニケーションです。だから週1回○曜日に必ずやりましょうなんて学級活動よろしく面と向かって話し合いを持たれたら、男はますます萎える」

ということだった。しかし、自分はまったく萎えない。土曜日はする日、ということでそこに向かってテンション高まる。いやもう毎日スペースシャトルなのだ。
しかし、なぜ世間の多くは予定調和やマンネリから逃れないとレスになってしまうのか。そこがよくわからない。

ああ、もう、何で今夜は土曜日じゃないのか。気分が盛り上がってしまったではないか。どうしてくれよう。

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家族無計画

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