ピケティを読みきった自慢

Capital in the 21st Century by Thomas Piketty

たぶんほとんどの人がピケティ『21世紀の資本』をまともに読んでいない。だから、読了するだけで価値があると思う。今回は、ノートを取りながら読んだ。手書きで書くことで、その思想を理解できると考えた。
600ページもノートを取りながら読むと、その思想に影響される。累進課税バンザイ。エイベックスの松浦勝人さんが何と言おうが、最高税率は高くすればいい。それが自由と平等のためになる。
ノートも24ページになった。引用や自分が考えたことが入り混じっている。時々、ノートを読み返すといい。そうすることで知識が自分にインストールされて、真に使えるツールとなる。

ピケティさんは、累進課税が大好きみたい。それに対して、翻訳した山形浩生さんなどは、インフレもいいんじゃないかと言っていたりする。
synodos.jp

ピケティの議論は、誰も手をつけなかった膨大な資料、数字に基づくもので、それゆえに強力なのだが、それでも偏向はある。どの程度の格差を公正と見るか、という点に関して、ピケティは現在は容認できない格差が拡大しつつある、という認識のようだ。それに対する累進課税。もっと具体的にはグローバルな累進資本課税。所得ではなく、資本に対する課税を強化すること。
そして、これから日本の累進課税に頭にきた松浦勝人さんが税金逃れのために、ベネッセの福武總一郎(福武総一郎)さんにならって海外移住するかどうかわからないが、そういう富裕層をキャッチするための国を越えた仕組みが必要だと主張。

下記の共産党の仕事などは、本当に素晴らしい。
富裕層の税金は高いか/エイベックス・松浦社長の主張 検証すると…

補足すると、松浦勝人さんに恨みは無い。わかりやすい対象として言及しているだけ。ある意味、評価している。なぜなら松浦さんは堂々とFacebookで主張されているし、福武さんと違い今でも日本に留まられているからだ。真に質が悪い富裕層は決して表に出ずに、裏で資金を活かして政治に働きかけているだろう。
松浦勝人 - タイムライン | Facebook

ピケティも、世界中で誰がどんな資産を持っているか明らかにする必要があると主張している。富裕層はその保有する資産に基づく政治力を発揮しながら不透明なのだ。それは民主的ではない。権力は透明化する必要がある。

ピケティは累進資本税では競争とインセンティブは保持される、と書いているが、松浦さんはモチベーションを失うかもしれない。富裕層にピケティのような見識を期待することはできない。そうなれば、ある種の政治闘争で制度を導入するしかなさそうだ。民主的に実行されるか、暴力革命になってしまうのか。

一冊読み切ったことで、色々と考えるツールをインストールできた気がする。それを洗練させていくこと。

akizukid.hatenablog.com


21世紀の資本

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