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白熱教室 と書籍でダン・アリエリー

http://www.flickr.com/photos/34188385@N07/13990961602
photo by Games for Change

ダン・アリエリーという行動経済学の学者がいる。たぶん世界的に有名。最近『不合理だからすべてがうまくいく』を読んで、ちょうどNHKで白熱教室の再放送があっていたので並行して見た。色々と勉強になる。
メモ的に色々なトピックスについて書いてみる。

人間は合理的ではない、という大原則で世界を考える。

モチベーション

プロジェクトに時間や労力をかけることで、モチベーションを高めることも可能だ。
しかし、これが悪い方向に働くと無駄な労力を費やして資料をパーフェクトに仕上げようという職人根性が出てくる。私の周囲に時々見受けられるタイプだ。基本的にデスクワークなのだが、みんなそれぞれこだわりを持っている。職人でも無いのにホワイトカラーがこだわりを持つことはろくでもないと考えている。残業が長くなるタイプだ。

佐々木正悟『先送りせずにすぐやる人に変わる方法』45に紹介された実験はダン・アリエリーっぽい。
お金=報酬がモチベーションの阻害要因になることがある。

モノより経験

「快楽順応」によって、モノを買った時に幸せは、それほど長くは続かない。
モノより経験の方がいい原則は、順応からも説明できそう。たとえば経験としての旅行は一時的で順応できないからこそ、幸福感が長続きする。だからといって、ハワイに永住してしまえば、慣れてしまい幸福感は下がってしまうのだ。
コンフォートゾーンから飛び出せ、というのも順応で説明できる。
スタバも時々行くからいいのであって、スタバに住んでしまえば幸福感は低下するのだろう。

世界の作り方

白熱教室にて、
「人を誘惑し、人の弱さにつけこむ世界を作るのか?それとも人に良い行動を促す世界を作るのか?」
というダン・アリエリーの言葉が印象的だった。
課金オンラインゲームを作っているゲーム会社は前者を作っているように見える。そんな会社のトップがいくら真っ当で素晴らしいことを言っていても、最終的には信用できない。残念。パチンコも前者だ。

仕組み作り

エアコンの温度設定は、見えないし、報酬も無いためなかなか定着しない。一方、プリウスに乗るのは、ハリウッドセレブの間で一時流行ったようにそれ自体がステータスで他人に見えるから広がる。つまり、職場での省エネ活動もプリウスから学んで仕組みを作る必要があるんだろうと思う。具体的にすぐには思いつかない。また、当面、私の仕事ではない。
うまく「代替報酬」を設定できたらいいのではないか。

卵理論

あえて手間をかけることで愛着がわいて大切にする。
分業化によってやりがいは低下する。これからの時代の仕事は、担当者にプロジェクト全体を任せる方向へ。すでに自分の周囲ではそうなっている。それはアリエリーのような理論からではなく、単に人が減って一人で色々と担当せざるを得ない、分業できる人的余裕が無いだけだが。しかし、それはある意味モチベーションを高めることになる。