ブラタモリに「今」に生きることを学ぶ

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線路の下から見上げる

ブラタモリが今一番おもしろい。
好奇心の正しい使い方をタモリさんから学ぶことができる。わくわくするタモリさんを見ていてこちらもわくわく感を刺激される。
何かのためではなく、そのモノ自体への好奇心。別のところでタモリさんが言う「ジャズな人」の実践。
ジャズな人は、明日のために今日があるのではない。今日のために今日がある。伊藤穰一さんが言うナウイストも似ている概念かもしれない。違うかも。とにかく今を生きている。未来のために今日を犠牲にしたり、我慢したりしない。

トラベラーズノートのフリーペーパーにあったように日常を旅するように生きている感覚。
旅においては、今に意識が集中する。

ブラタモリは、仕事の後にお酒を飲みながらだらだら見るのにちょうどいいテレビ番組です。これは褒め言葉

自分にはこんなジャズな好奇心が無い。それで苦労している。
別の言い方をすれば「社会的に受け入れ可能な変態性」。ブラタモリはそこを突いている。タモリ倶楽部はもう少しコアだが、それでも「テレビ的に受け入れ可能な変態性」でやっている。タモリさんの中には、テレビ的にもNGな変態性が存在している気がする。でも、クレバーなタモリさんはそれを表現しない。意識的に使い分けている気がする。

自分に固有の情熱があって、それをどう表現するか。
仕事にするのか、趣味にするのか。タモリさんの場合、趣味が仕事、仕事が趣味のようになっている。それは意識的にそういうキャリアを積んだのか、偶然か。「ジャズな人」という考え方からすると、即興で偶然に生きてきたんだろうと思われる。しかし、その偶然は単純な運任せのラッキーではない。それがジャズな人の即興力だと思う。

自分には固有の情熱が欠けている。そこが困る。
セックス、恋愛、妄想、、、とにかく何でもいいからはまること。しかし、家庭は壊さない。家庭を壊して情熱に走るような人を私は二流だと思っている。横綱宮沢りえかではなく、どちらも獲得すればいい。
ナウ、今、何をするか。その連続に結果がある。結果そのものは目的ではない。

こういった姿勢は、どんな仕事でも活きると思う。ジャズな仕事。今日ベストの判断をすること。その積み重ねが実績となる。キャリアそのものを目的としないこと。キャリアは結果である。