たくらみの熱量が人を動かし、仕事を面白くする

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photo by nancepants

ふと、思ったことです。
企画書的な提案書を作れる大学職員って少ない気がします。
困った時にみんな口頭で相談に来るけど、それだと相談された側も検討しにくい。
「なぜ、自分が一から考えないといけないの?」となりがち。
つまり、何でもいいので案を作って、それを紙に落とし込んで、各方面に根回しして実践するという、地道で粘り強い、リクルート社内に五万といそうな能力が足りないんだよなあと自戒も込めて書いてみる。
企画書といっても、コピー用紙の裏紙に手書きのスケッチでもいいんですよね、相手に伝われば。最近、私が作った資料はA4裏紙に書き直しができるフリクションボールで手書きした図でした。それでも伝わればいい。公文書でなければどうでもいい。公文書ももっとどうにかならないかと思いますが、それはさておき。

質問する時は、自分なりの案を持ってきた方がいい。
「それでどうしたいの?」という相談が多すぎる。
最初から答えを教えて!では、当人の力にならない。

A4一枚に箇条書きで書いてしまう。手書きでイメージ図を書いてしまう。
それを提示して説明する。
それが手っ取り早いし、資料を作りながら考えることもできるよね。

また自分で案を作ると仕事に対して主導権を握ることができる。否定されてもいい。否定されたら「それではどうしましょうか?」と相手に投げてしまえばいい。主導権があれば仕事にやりがいが出てくる。仕事の主導権は立場の上下は関係ない。主導権を握って上の人間を動かせばいい。上の人間もそれを期待していたりする。

そんなことをぼんやり考えているところに「たくらみが仕事を面白くする」という記事を読んで、完璧に納得した。dentsu-ho.com

元々面白い仕事なんてないんだよね。それがわからずに、仕事が面白くないと愚痴っている人がいる。
情熱大陸』に取り上げられる人はすべて自ら主体的な「たくらみ」によって仕事を面白くしている人ばかり。その熱量が「情熱」なんだと思う。
上の記事を書いた人は「たくらみ力」って言えばいいと思う。もしかして既にそんなタイトルの本があるかもしれない。出版社ではありとあらゆる「なんとか力」を検討しているかもしれない。

私のたくらみ=ビジョンを一応書いておくと、


運営費交付金を1円ももらわずに国立大学法人を運営する

ということ。
これができれば、文科省財務省と対等に話ができるし、真の意味での学問の自由を達成できると思う。
具体的には、ファンドレイジング(資金集め)とその運用。
実現するには大きな政治力も必要だし(ロビイング)、自分一人でどうにかなるものではない。それでも「たくらみ」はそれくらいでっかい方がおもしろい。わくわくする。

酔っ払っている勢いで書いてみました。