テニスは試合時間が長すぎるので、見るのも余裕がある、ピケティ的な上位所得層のスポーツだと思った

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photo by MD111

錦織圭さんの活躍で全豪オープンテニスをNHK地上波で放送するようになった。それはいいのだけれど、男子の5セットマッチは長い。時間がかかり過ぎる。平日フルタイムで働いている身には、見る時間が無い。録画がどんどん溜まっていく。観るとしても、テニスはだらだら流し見するのが正しい見方だろう。

錦織圭さんの試合は生放送、リアルタイムで見ているとジリジリする。精神的に辛い。三回戦は第一セットを取られて、NHKサブチャンネルに切り替わった時点で画質の粗さにもやられて見るのを止めた。録画でいいや。
勝ったゲームを見よう。負けたゲームは見なくていい。
邪道な感じがするけどね。

ふと、昔は松岡修造さんがウィンブルドンでベスト8に入った時にスゲーって歓喜したけれど、今や錦織圭さんが全豪オープンでベスト8に入っても当然みたいに思われるのがまたスゲー。

男子の5セットマッチを会場で見るとなると3時間から5時間くらいは見ておかないといけない。必然的に観客は、時間やお金に余裕がある人に限られてきそうですね。基本的にやるのも見るのも金持ちのスポーツということでしょう。ピケティ風にグランドスラムの観客の年収を分析してみるとおもしろそうです。象徴的なのが去年2014年、ブラジルワールドカップの合間をぬってウインブルドンを観戦に来ていたベッカム夫妻でしょう。上位0.01%に入るであろうセレブだからこそ、ワールドカップとウインブルドンを掛け持ちで観戦できるわけです。

スポーツはリアルタイムで見るので録画しない。見ることができなかったら縁がなかったと思う。そういう意見をTwitterでもらいました。確かにそれが正しい見方のような気がします。

現状は録画した錦織圭さん中心の試合をだらだらと見ています。2ゲームずつとか細切れで。女子はほとんど見ません。申し訳ないけれど、ウィリアムズ姉妹のテニス見ても、何だかこうグッと来ないのです。
今はようやくマレーとディミトロフの試合を見ています。