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ピケティ『白熱教室』を見たよ、色々と考えたメモ

http://www.flickr.com/photos/11118018@N00/15513506426
photo by Pickersgill Reef

トマ・ピケティさんの『白熱教室』を見ました。おもしろい講義。特におもしろくしているわけではないのだけれど。
そのメモをブログにアップします。
所々、個人的なメモが挟まってきます。また、途中で放送された『クローズアップ現代』のメモもあります。

21世紀の資本

ビッグデータ活用
世界各国の税務データ

第一回

処方箋は?
資本主義批判
クズネッツ曲線
所得と富の分配
文学の研究→バルザック
アメリカ上位1%が総所得の25%を占めている
1980年代から上昇
教育格差の是正
産業革命から300年で世界の経済成長率平均1.6%
0.8%が人口増
0.8%が生産性の向上
分配の不平等が問題
金融緩和は不平等の要因
所得と資産の情報公開が必要

ピケティの話を聞くと、ベネッセ会長の海外移住の税金(主に相続税?)逃れはやっぱり★★だな。ゆえにベネッセは極力利用しない。

各国の納税データ収集
情報開示の重要性
相続税が4%しかないブラジル
ブラジルは貧富の差が激しそう。

第二回 所得の不平等

労働所得+資本所得=総所得
所得の格差
労働所得の格差は資本所得の格差より小さい

ジニ係数
変動要因がわかりにくい指数
富裕層は所得や資産を隠す
低格差 1970〜80年代スカンジナビア ジニ係数0.19
高格差 2010年アメリカ ジニ係数0.36
資本所得
中格差 1970〜80年代スカンジナビア ジニ係数0.58
高格差 2010年アメリカ ジニ係数0.73
資産=資本所得の格差の方がより大きい

第一次世界大戦第二次世界大戦によって中間層が生まれた?

ピケティの話を聞いていると、資本所得に課税すべきかと思うが、現代のアメリカの所得の不平等の原因は資本所得ではなさそう。

公務員にとってデフレはプラス

アメリカの最上位1%

クローズアップ現代

人気のピケティ
資本→格差論争
21世紀の資本主義
貧困と格差は若干違う気がする
パリ経済学校
資本が格差拡大の大きな要因(ピケティ)
クズネッツの理論はもはや当てはまらない
ピケティの議論だと戦争があった方が格差は縮まることになる?
格差が社会を不安定化させる
民主主義を脅かす
ナショナリズムの台頭
経済の成長率が低いのに、上位所得者に集中している
この番組はアベノミクス批判的だね
資本主義のメカニズムに任せていては駄目
金融の透明性を高める
国境を超えた
タックスヘイブンの弊害
グローバル資本課税
国家の解体へ一歩?
インターナショナル

第三回

教育=技能の供給という機能

ハーバードの親は金持ち
平均45万ドル!
アメリカは本当に能力主義なのか?

限界生産力理論

日本の最低賃金低い!
レーガノミックスは実質最低賃金を引き下げた

ピケティの議論は嫉妬、妬みを強化する気がします。
とりあえずレーガンはくそったれ、ということかな。

中国は極端に不透明

第四回

パリ経済学校
食べながら講義を受けている!
いいね、パリみたいな大都会で大学に通って勉強したい。40歳になってもそう思う。高等遊民が羨ましい。長谷川博己さんの父親が羨ましい。

資産所得の不平等

データ入手の戦略
もらえるものをもらう
次にその範囲を広げていく

統計に現れない人々

つまり、第一次世界大戦第二次世界大戦が不平等を緩和している
上位所得者は戦争を望まない
戦争や革命でのガラガラポンを志向するのは持たない人々
金持ちは、あまり熱心に富の集中をやり過ぎると、社会が不安定化して、かえって自分たちの資産を脅かす

資産格差>労働所得格差

ライフサイクルモデル モディリアーニ
人口や寿命によって資産所得比率が決まる

王朝モデル
現実は二つのモデルのハイブリッド

ランダムショックモデル

第五回

相続資産
生前贈与も考慮する必要あり

戦時国債→インフレ

相続税に対する考え方

ラスティニャックのジレンマ
バルザック

グループの対立へ

年金資産との関係

グローバルな研究が必要

r>g
不平等の要因

資産が大きいと収益率が高い投資が可能

大学基金の運用データ
アメリカ 1980-2010
年間収益率 全850校 8.2%
ハーバード、イエーイ、プリンストン 10.2%
10億ドル以上 60校 8.8%
5億ドル以上-10億ドル 66校 7.8%
1-5億ドル 226校 7.1%
1億ドル未満 498校 6.2%

スケールメリット

日本の国立大学法人の運用を見ると、アメリカとの格差に愕然としますね。法律で国債などのリスクが低い商品でしか運用できないことになっているからね。それでアメリカの大学と競争しろって、竹槍でB-29に立ち向かえ、って言うのと同じじゃん。日本の官僚組織って、官僚個人は優秀なのに集団になると愚かになるのは何でだろう?

思うに、経団連(や構成大企業)は大学改革に口出しするくらいなら、資金を出して、税金=運営費交付金を投入しない独自の大学を作ればいいじゃん。何を偉そうに国立大学にたかっているんだろう?パリ経済学校みたいに作ればいいんだよね、自分たちで。その点、成功したかどうかは別にしてソフトバンク孫正義社長は偉いと思います。

第六回

資本の規制と不平等

ソヴリン・ウェルス・ファンド

資産規模が大きくなるほど収益率が高くなる

国外純資産→日本はプラス

国際金融総計の不整合
タックスヘイブン「見えない資産」

21世紀の資本規制

現物所得(医療、教育サービス)をどう考えるか
移転所得

個人的なアイデアとしては、日本の場合、国立大学の授業料は高くして、家庭の所得に応じて段階的に授業料免除するのが良さそう。
これもある意味累進性のある制度

税の累進性
所得税は20世紀の発明
政治的な問題

やっぱりレーガンが格差の元凶という気がしてきた。

戦争によってフランス、ドイツの資産の再分配は実現されていたので最高税率は低くてよかった。
一方、アメリカ、イギリスは最高税率を高くすることで資産の再分配機能を担った。

固定資産税
不動産は海外に逃げないので課税しやすい
一方、金融資産には課税されない
金融資産の場合、国境を越えた情報を把握するする必要あり

定率課税から累進課税

21世紀の資本

21世紀の資本