放送大学で「市中感染症」(神戸大学・岩田健太郎教授)について学ぶ

私は今年の前期、放送大学教養学部の科目履修生です。先日、試験も終わり、結果も届き、無事に単位も取れました。しかし、学生証には有効期限「平成26年9月末」とあります。今月までは学習センターを利用できるようです。利用しないともったいない。勉強は試験や単位のためにするものではありません。試験が終わった後も勉強は続きます。学生の姿は少なかったですね。
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回廊からの眺め。好きな場所。ぼんやりするのによい。

今日は「感染症と生体防御」を聞くことにしました。この科目は履修していないのでテキストはなく、学習センターでCDを借りて音声を聞いてノートをとります。「市中感染症」の回を聞きました。担当講師は、神戸大学教授の岩田健太郎さんです。
市中感染症とは院内感染症ではない感染症のことらしいです。この言葉、初めて知りました。
テキストが無いためノートをとるしかありません。ノート3頁ほどになりました。45分の講義はノンストップでした。
病気はコトであり、微生物はモノである。という考え方になるほどと思いました。少し講義と文脈は違うと思いますが、最近のデング熱と代々木公園の蚊の関係を思い出しました。モノとしての蚊を駆除することにどの程度の効果があるのだろうかと。
そして、肺炎や腸炎に関しては、一対一対応する微生物はいない。よって、モノではなくコトを見なければならない。コトである症状を診断せずに抗生物質を処方する医者が日本ではまだまだ多いという指摘あり。つまり、「とりあえずビール」みたいに「とりあえず抗生物質」みたいな処方が存在しているのでしょう。それは実感としてもあります。

おもしろくて勉強になりましたので、来週辺り「市中感染症」2回目も聞こうと思います。職員の数の方が多いくらいの学習センターでは集中して勉強できますね。利用できるだけ利用しようと思います。

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