『世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」』を読んだ。
素晴らしい本。仕事に行き詰まった時に読み返すといい。勇気が出る。別に国際舞台で活躍する人でなくても、本書を読むと様々な学びがある。たくさんのメンバーが具体的に短い章で語っているので、自分にしっくりくる「仕事の基本」が必ずあるはず。いわゆるライフハック本よりは、もっと深く効く気がします。周りから見ると、スマートなエリートに見える人たちも、実は状況にまみれてのたうち回りながら仕事をやってきたということがわかります。楽をしたい、という方向性は重要だけど、楽な状況に置かれていては成長はありません。楽な状況、楽な仕事を求める人は仕事からも求められない、ということを理解した方がいいと思います。
以下、レバレッジメモ。
私は本書を読んだので、下記のメモを見るだけでそれ以上の内容を頭から引っ張り出すことができます。それがメモの効用。気になる言葉があったらぜひ本書を読んでみられるといいと思います。
レバレッジメモ
会議で発言する
期待以上の成果を出す
理不尽な扱いに対しておかしいと言う
日常で直面する「ミニ正念場」で「勝負」してきた
孤独のサムライ
何のプロとして生きて行きたいのか? 吉井愛
明確な決断と強い意志 栃林昇昌
迷ったら、自分にしかできないことを誘いを断る、という選択肢もある 橋本直子
→断る、逃げる、も「勝負」しているのであればオーケー
positioning自分の立ち位置行動を起こさない→理由を説明できれば「決断」
意思決定の判断→現地に合わせる 長嶺義宣
コンゴで途方に暮れた→「よく質問し、よく聞くことに全身全霊を傾けていた」 吉井愛
イスラエル兵から受けた圧倒的な理不尽にどう向き合うか、どう対処するかではないリーダーの人間力が試される 湧川いづみ
黒子になって、相手の声を真摯に、かつ能動的に聞く マーティンス和田洋子
sympathy→empathy
自我を捨てて相手の身になる
selfless service 無私の貢献
チャレンジ→チームのためであり、自分のため 栃林昇昌
不完全さ、不安を共有することでできるチームもある 古本秀彦
相手との関係を考えながら「本当に伝えたいメッセージ」は何か? 水田愼一
「何を言うか」より「どのように言うか」が重要 上月光
→後の方でまったく逆の意見あり
「ナオコ、大事なのはどう言うかではなくて、何を言うかだよ」
「伝わる」ための努力→物語力リサーチ、取材、現地 真壁仁美
一番伝えたいメッセージはあえてスライドに書かない
要点を絞って表現する 松沢朝子
- ネットワークの構築
- 信頼関係の構築
- 情報収集網の構築
松沢朝子
リーダーシップとマネジメントは違う
リアルな夢を周りと共有する
ちょっとはらはらさせる、危なっかしい面があってもいい 帯刀豊
→まさしくジョブズ
スタッフ一人一人とのコミュニケーション 水田愼一
何もできなければ、とにかく話を聞く 椎名規之
「困った」という演技で相手を動かす 古本秀彦
自分のルールで勝負しているか?比較や競争ではない
Stay hungry, Stay foolish. スティーブ・ジョブズ
帯刀豊
- 自分の置かれた状況に対する正しい洞察
- ユーモア、淡々と、冷静さ
- 自分が自分らしく居続けるために大切なことは何?
- 極限下で自分に何があれば大丈夫か?
松沢朝子
傾聴、観察、想像非言語メッセージ 外山聖子
田中敦子さん 享年36
先輩から受け取ったバトン 長嶺義宣
過酷な環境で「できること探し」
スリランカの紛争地域でもおしゃれして化粧をする
自分の心をうまく「ごまかせるか」でサバイバル 橋本直子
- 頭を空っぽにできる時間をつくる
- 環境から定期的に逃げ出す
吉井愛
食事、睡眠、運動 椎名規之
仕事へのオーナーシップ→前向きの姿勢 吉井愛
→与えられた仕事を自分で選び直すことがコツ
大人の勉強法→自分の学習スタイルを知る マーティンス和田洋子
言語取得 長嶺義宣
- 浸る
- 聞きたいものだけ聞く、聞きたくないものは聞かない
- TEDトーク
- 繰り返す
- 伝える
リーダーは十人十色
今直面している問題に、真摯に向き合っているか?
- 作者: 国際機関で働く若手実務家17人,沖本慶一郎,水田愼一,吉井愛,湧川いづみ,マーティンス和田洋子,上月光,椎名規之,志茂雅子,帯刀豊,栃林昇昌,橋本直子,原田宗彦,古本秀彦,真壁仁美,松沢朝子,長嶺義宣,外山聖子
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2014/05/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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