詩人である松本圭二の方法を参考にして深夜に書く

はいさい。アキヅキダイスケです。この書き出しは、ファミリーマネジメントジャーナルfmjのものですが、なぜか。最近、自分のブログとfmjの書き方を区別するのを止めています。とにかく書けばいい。ある程度書いてから、タイミングによってブログかfmjのどちらに投稿するか決めたらいいと考えています。よって書き出しが同じになるわけです。

さて今日は、子育てをしながら物を書くことについて書いてみます。人によっては、子育てをしながらサッカークラブのサポーターであることだったり、子育てをしながらサーフィンをすることだったりするでしょう。子育てと自分がやりたいことをどう折り合いをつけるか、というのは家族を持つ人のテーマになり得ると思います。

詩人の方法

今はどうされているか知りません。以前の新聞記事を切り抜いて保管しています。それによれば、詩人の松本圭二さんは子どもを寝かしつけつつ寝落ちすることが多いのですが、そんな時も深夜に目を覚ましてお酒と煙草で緊張感を高めながら2時間ほど詩を書くそうです。今はどうでしょうか。2時間ほどというのは翌日も仕事があるからです。どうやら役所の窓口仕事みたいです。事務仕事をしながら創作活動をしているというところに深く共感してしまいます。いや、創作活動というより、生きるために詩を書いているみたいなのです。その詩はかっこいい。ロックです。私は詩人ではありませんが、やはり生きるために言葉を書くことを必要とする人種のようで参考になります。

自分も真似をして深夜に書く

そんな松本圭二さんの方法を真似しています。夜9時になると子どもたちを寝かしつけます。ほとんど一緒に眠ってしまいます。自分も日中フルタイム勤務で事務仕事をして疲れているからです。そして1時、2時、3時辺りで目が覚めます。早起きとしては早過ぎます。そこでティファールでお湯を沸かします。鹿児島の芋焼酎のお湯割りを作ります。それを飲みながらMacBook Airでこういう文章を書きます。fmjか自分のブログに投稿する作業です。iTunesで音楽を聴きながら叩くことが多いです。最初はインターネットに繋がずにテキストファイルでどんどん書きます。書けなくなったらAndroidスマホテザリングMacBook Airをインターネットに繋ぎます。そしてEvernoteに下書きしている原稿から選んで書き継ぎます。MacBook Airの中のテキストファイルは文字数が増えたらコピペしてEvernoteの下書きノートブックに移しておきます。Evernoteにあれば、外出先や子どもを公園に連れて行った時などにスマホで書き続けることも可能です。中上健次は肉体労働者だった時も紙切れに文章を書いていたみたいです。現代であれば、スマホがあります。周りから見ても、文章を書くという密やかな行為に専念しているとはわかりません。パズドラをやっているように見えるでしょう。Evernoteに下書きがあればいつでもどこでも執筆できます。
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子育てをしながら物を書くためのスタイル

子育てしながら書くためには色々と工夫が必要です。スマホなどの機器をフル活用すれば色々できます。スキマ時間の活用です。そうやってブログを書いています。TwitterFacebookに投稿しています。表現することは生きることです。それくらいしかやることが無いのです。
今は次男が昼寝しています。長男は宿題をしていて、長女は図鑑を音読しています。妻は次男が昼寝している隙に買い物に出かけました。そこで私はMacBook Airを起動して、この文章を書いています。たとえば休日に子どもを連れて近所の公園に行きます。子どもが砂場で遊んでいる時はベンチに座ってAndroidスマホEvernoteを起動して下書きを書くことができます。また夜泣きする子どもを寝かしつけるために車に乗せて深夜にドライブをすることもあるでしょう。そして子どもが寝入ってしまった。そんな時はコンビニに立ち寄ってコーヒーを買って、駐車場でスマホで書くことができます。

日中は物は書けない

しかし、眠たい。土曜日日曜日の昼間は眠たいですね。あっという間に昼寝ができます。昼寝すれば2〜3時間寝入ってしまいます。どうやら昼間に文章を集中して書くのは難しいようです。隣人が音楽を聴いていたりするとその音が気になるし、駐車場で子どもたちがボール遊びをしているとそれがうるさく感じてストレスになり、やはり文章を書くことができません。深夜の方が言葉が出てきやすいようです。そういう自分の性質に合った執筆スタイルが冒頭の松本圭二さんのやり方なんですね。

隣人の音が気になる時は起きて何か書く

ここ2年くらいでしょうか、隣人の音が気になります。住んでいるのは4年位になります。つまり、ある時期から隣人の音が気になり始めたようです。自分は神経質です。あるいは心の問題かもしれません。時々、子どもを寝かしつけている夜9時台に隣の部屋から低音がズンズン響いてきます。何か音楽を聴いているようです。それが気になり始めるともう眠れません。耳栓をして眠れることもあります。耳栓をしても気になるときは、えいやと起きてしまいます。子どもが眠ってしまえばですが。そして、別室に移動してMacBook Airを起動してイヤホンをして音楽を聴きながらこうして文章を書きます。心底眠たくなれば隣から音が響いていても眠ることができるからそれまで文章を書いたり読書したりします。静かな書斎を手に入れるまでは周囲の環境と折り合いをつけながら書くしかありませんね。あるいはこうやって自分が気になることそのものをネタにすると。それもまた生きる手法です。

【編集後記】

松本圭二さん、そしてビッケさん。こういう酔いどれ詩人?の系譜に連なる人たちをいつも参考にしています。参考にする、というのがポイントで実際私は堅い男で酔っ払って自己のコントロールを失うようなことはほとんどありません。真面目過ぎるくらいでしょう。そこが問題点のような気もします。だから、参考にするわけです。
以前も書いていました↓
詩人松本圭二の記事を読んで書き始める〜4-hours writing - シリアルポップな日々

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馬鹿な試みですが、「アストロノート」のKindle化希望クリックしてみました。我ながら笑える。